こどもは親にかけた迷惑を忘れるもの

小1の娘、小春は寝起きが不機嫌な日があります。

まだ寝ていたいのに起こされたときが不機嫌な日です。

そんな日は「抱っこしてキッチンまで連れて行って」「お着替えさせて」などわがままし放題。

それが叶わないとなると、大きな声で泣き出します。

なんとかなだめて学校に行かせました。

小春は15時前に帰って来るので、小春が帰ってきてから仕事に行っても間に合います。

だから普段はそうしているのですが、仕事が溜まったときなどは小春の帰りを待たずして仕事に行ってしまうのです。

その日はその後私が仕事だったので、学校から帰ったあとの小春とは顔を合せていませんでした。

その夜、小春は母親に言ったそうです。

「今日はお父さんと会ってない」と。

いやいやいや、朝会ってるじゃん。

泣き言に付き合って、いろいろしてあげたじゃん。

母親も「毎朝お父さんに会ってるでしょ」と言ったら、小春は「あ、そうだった」と。

これってつまり、朝顔を合わせたことは小春の中ではなかったことになっているということ。

ということは、朝の不機嫌はなかったことになっているということ。

おそらくですが、小春は「自分が不機嫌だったせいで周りに迷惑をかけた」という認識がないのだと思います。

だって忘れちゃってるのですから。

これってたぶん、小春が小1だからとかではなく、大きくなってもその傾向があるように思います。

子供は親に迷惑をかけても、特に気にしていないのです。

思い返してみれば、私も「塾に送迎してもらってもそれが当たり前」みたいな感じでいました。

むしろ「自分は行きたくないけど、親のために行ってあげてる」という感じさえ持っていました。

だから、送迎で迷惑をかけているなんて認識は全くなかったのです。

親になって視座が変わると、景色も全く違って見えますね。

親に迷惑をかけたな、親孝行しないとな、って思うのは大学生や社会人になってからでしょうね。

まだまだ長いですが、それまでは黙って見守ろうと思います。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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