「1次関数」 中2数学

視覚化にハマり、いろんなものを描いてます。

反比例、比例に続き、今回は1次関数です。

1次関数は比例を発展させたものです。

比例が「原点を通る直線」なら、1次関数は「原点を通らない直線」です。

本当は1次関数の中に比例が入ってます。

”直線”が「1次関数」。

その中で、たまたま”原点を通った直線”を「比例」と呼んでいるだけです。

長方形の中に正方形が入っているのと同じパターンです。

長方形の性質を持ちつつ、たまたま”縦と横の線分の長さが同じになった”のが正方形です。

さて話を戻して1次関数ですが、これを一般的なテキストはどう扱っているかというとこうです。

1次関数のグラフ

可もなく不可もなしですね。

私が真面目に描いたら、同じように描くでしょう。

SHIMIZU

だってこうとしか説明しようがないんだもの

そこで「印象に残す」一点で描いたものを紹介します。

1次関数は比例とセットで覚えましょう。

なので、以前の比例をまず出します。

比例はこちらでしたね。

比例のグラフ

そして、今回の一次関数はこちら!!

1次関数のグラフ

一言で言うなら「銃を撃つのが下手な次元」ですね。

友人Y

次元って今の子にも通じるの?

SHIMIZU

通じると信じたい

原点を通らない直線、つまり中心を撃ち抜けない弾丸です。

原点を通らない直線はすべて「1次関数」です。

たまたま中心を撃ち抜いてしまったら、つまり原点を通ってしまったら、それは「比例」と呼びましょう。

1次関数ではあるのですが、比例という名前がついているので、そういう場合は名前を呼んであげましょう。

正方形を長方形って呼んでも間違いとは言いませんが、「あれは正方形だよ」と言いたくなるでしょう?

長方形の一種であっても、特別に名前がついている正方形は、やっぱり正方形と呼んであげるのが良いのです。

比例も、1次関数の一種であっても、比例と呼んであげましょう。

ということで、原点を通った直線は比例、原点を通らなかった直線は1次関数です。

原点を通らなかったせいで、1次関数には「+b」がついてますね。

y=ax が比例

y=ax+b が1次関数

比例は「原点を通る直線」

1次関数は「直線」

です。

以上、印象に残す1次関数でした。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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