不等号の向き

不等号でよく間違えるのは向きです。

例えば「AはBより大きい」の場合は「A>Bだっけ?A<Bだっけ?」と、不等号の向きがわからなくなります。

まずここは主語と述語をしっかり把握しましょう。


「AはBより大きい」であれば、主語が「Aは」、述語は「大きい」です。

つまり「Aは大きい」

ここをしっかり把握します。

次に、大きい方は不等号の開いている方にします。

友人Y

大きい方は不等号の開いている方?

ここが、言葉だけでは説明しにくいのです。

そこで、印象に残すためのイラストをどうぞ。

これでわかりましたね?

不等号はガリバートンネルだと思えばいいのです。

「A>B」の場合は、Aが大きい、Bが小さい。よって、AはBより大きい。

「A<B」の場合は、Aが小さい、Bが大きい。よって、AはBより小さい。

主語と述語を見つけて、あとは大小関係をはっきりさせる。

これで間違わなくなるでしょう。

ちょっと複雑にして

「ある自然数nに18を足した数は、ある自然数nを4倍した数より小さい」という文章を式にしてみましょう。

まず主語は「ある自然数nに18を足した数」ですね。

述語は「小さい」です。

つまり「ある自然数nに18を足した数は小さい」と言っているんですね。

ここまでを式にすると

n+18<

となります。

右側には残った「ある自然数nを4倍した数」ですね。

これはn×4なので、4nと書きます。

合わせると

n+18<4n

ほら、できました。

このような順番で解くのですが、とりあえずは不等号の向きをしっかり覚えてくれれば今日はそれでOKです。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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