ネットワークカメラ映像を見るときの心得

「眠いときは眠る」しかありません。

「先生が面白い授業を展開すれば、生徒は眠らないのでは?」

→24時間完全徹夜した状態なら、どんなに面白い映画でも、見ているうちに寝落ちしてしまうでしょう。

「眠っている生徒や眠そうな生徒は、叩き起こせば目が覚めるのでは?」

→麻酔で眠っている患者は、手術でお腹を切られても眠っています。

眠いときは顔を洗えば一時的には目が覚めます。

でも、根本の原因は取り除かれていません。

むしろそうやって一時しのぎをしてしまって「眠くなったら顔を洗えば良い」と言って、夜更かししてしまうことのほうが問題です。

ということで、我が子が学校や塾で居眠りをしていたら、変えるべきは生活習慣です。

「眠らないように叱ってもらう」「眠ったら起こしてもらう」では本当の解決は訪れません。

そんな考えの私は、基本的には居眠りを放置します。

眠いのを我慢しながらウトウト1時間勉強するより、いっそ15分居眠りしてその後45分をスッキリ勉強するほうが身につくと思うからです。

また、なぜか「休憩時間になると目が覚める」という習性が中学生にはあります。

私も「授業中ものすごく眠くて、次の休み時間になったら寝ようと思っていたのに、いざ休み時間が来たら眠気がすっかり吹き飛んでしまう」ということがよくありました。

Lilyっ子たちを見ていても、その傾向があるように思います。

なので、ちょっとくらいの居眠りは見逃してあげてください。

なぜこんな記事を書いたかというと、Lilyには「ネットワークカメラで常時、配信している」からです。

保護者様はスマホアプリで、塾内の様子を24時間いつでも見ることができます。

我が子が勉強している姿を見れば「頑張ってるなぁ」と思うでしょう。

でも我が子が居眠りしていたら「塾に行って勉強していると思ったのに、なんで寝てるのよ!」と思うでしょう。

その気持ちはわかります。

でも、居眠りに関してはちょっと大目に見てあげてください。

また、ネットワークカメラを覗いたときに我が子がしっかり勉強していたら、大いに褒めてあげてください。

ちょっと居眠り、ちょっとぼーっとしてる、という「ちょっとしたこと」の場合はスルーしてあげてください。

逆に、ネットワークカメラで家の中が常に見られる状態で「お母さん、洗濯たたむのをほったらかして、アイス食べてたでしょう?」とか「昼寝してたでしょ?」と言われたら、「ちょっとくらいいいでしょ!」って言いたくなりますよね?

ちょっとの息抜きを許さない雰囲気になったら、殺伐とした空気感になること請け合いです。

お母さんがアイスを食べていたら「お母さんも疲れていて、甘いものがほしいのかな。帰りに何か買っていってあげようかな」となる方が素敵ですよね。

同じように、子供が居眠りしていたら「ちょっと疲れているのかな。夜更かししないようにスマホを取り上げてあげようかな」となる方が素敵です。

友人Y

スマホ取り上げなんて、してほしくないでしょ

SHIMIZU

でも長い目で見ると、良いんじゃないかな

ということで、表面的な行動にとらわれずに、根本を見直すようにしましょう。

表面的な行動を批判してしまうと「全然わかってくれない」とそっぽ向かれちゃいますからね。

居眠りは大目に見る

ネットワークカメラを見た時に勉強していたら、大いに褒める。ぼーっとしていもスルーする。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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