人類は「丸」をうまく使って、作業効率を大きく上げました。
車輪がなければ、自転車や車はあんなに動けません。
丸い棒があれば、重い棚だって移動させられます。
そんな人間が生み出した道具の一つに滑車というのがあります。
滑車を使うことで、楽に作業をすることができるようになりました。
昔の井戸を想像してみましょう。
深いところにロープをつけたバケツを落とし、引っ張り上げる。
このとき、滑車がなければ大変です。
引っ張りあげるには「上に」引っ張らないといけません。
でも滑車を使えば「下に」引っ張ることで、バケツを上げられます。
自分の体重を乗せられるので、上に引っ張るより、下に引っ張ったほうが力が入るのです。
このときの滑車は、自分より上の、屋根の近くに固定しておく「定滑車」というものです。
それとは別に、動滑車というものがあります。
それを使うと、なんと、持ち上げるときに半分の重さでいいのです。
印象に残すイラストはこちら。
どうでしょう。
ジャイアンとのび太が一つの荷物を2人で持っているため、重さの負担が半分になるのです。
友人Y
これ、滑車必要なくない?
それは言ってはいけないこと
しかも、滑車の分、重くない?
ちょっと黙ってて
「ひもの重さは考えない」「滑車の重さは考えない」「板の厚さは考えない」など、中学校では「そこまで細かくやらなくていいよ」ということになってますので、動滑車は重さがない物体だと思ってください。
現実には滑車を使わずに、二人で持ったほうが軽いってことだね
それは言ってはいけないこと
以上、印象に残すイラストでした。
ジャイアンいいヤツっていう印象しか残ってない