今日は冬期講習の間の休み。
束の間の休息です。
我が家では親戚の家でのもちつきです。
「もちつき」とは言いますが、月でうさぎがやっているような杵と臼でぺったんぺったんはやりません。
蒸したもち米を機械に入れると、いつの間にかおもちになってます。
それでも娘達にとっては楽しいようで、もちつきを楽しみにしていました。
かまどに火をくべたり、おもちを丸めたりするのを見たり、何より外でできたてのおもちを食べられたりするのが良いみたいです。
もう少し大きくなれば
「普通のお米もあの機械にいれればお餅になるの?」といった疑問も浮かんでくるのでしょう。
なるの?
ならないよ
いつも食べてるのは「うるち米」で、いくらぺったんぺったんとついても、もち米のような粘り気は出ません。
同じお米ではありますが、中の成分というか、成分の割合がちょっとだけ違うのです。
次に疑問に思うのは「うちで作っているのは、うるち米ってこと?もち米は作らないの?」あたりでしょうか。
作らないの?
作らない
もし、もち米を作って売ろうとする場合、うるち米ともち米を完全に別にしないといけません。
もち米の中にうるち米が入っていたら、商品にならないのです。
砂糖の中に塩が入っていたら売れないでしょ?
でも、うるち米ともち米は同じ”米”なんだから、砂糖と塩ほどの違いはないんじゃ?
じゃあ、砂糖の中にコーヒーシュガーが入っていたら?
それくらいならいいんじゃん?
真っ白な砂糖の中に、茶色い砂糖が入っていたら「これ変なの入ってる!」ってなって買わないでしょ?
買わないかも
売りものとしてもち米を作るのなら、うるち米と徹底的に分けて管理する必要があるのです。
一度うるち米を収穫したコンバインを、一粒残らず清掃してからもち米を収穫するといったような。
そこまでの労力をかけられないし、かけてまでもち米を作ろうというモチベーションもないのが大半の米農家なのです。
ほえー。だからもち米は高いのか
娘たちがそういった疑問を持つまで我が家で農業を続けているかどうかは微妙なところですけれども。
なんでも疑問にもって聞いたり調べたりするような子になってもらいたいですね。
諦めずに粘って、ね
もちだけに
そろそろお後がよろしいようで。