違う違う、そうじゃ、そうじゃない

ちょっとフレーズを言っただけで、メロディーも浮かんでくるって凄いことですよね。

童謡なんかはタイトルを知らなくても、歌詞を言われたらすぐメロディーが思いつくと思います。

「トンボのメガネは水色メガネ~」これもすぐにメロディに乗せて歌えるでしょう。

時代を彩った名曲もまたしかり。

私世代なら

「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ」

と言えば

「ポイズン」

と返ってきます。

「言いたいことも言えない」というフレーズが汎用性が高いため、つい口にしてしまうんですよね。

話は変わりますが、私は小学生の頃、習字を習っていました。

SHIMIZU

書いてみると習字を習うってなんか変だね

友人Y

頭痛が痛い的な

少年清水には、先生の筆がやたら良い筆に見えていました。

「先生は何の筆を使っているの?僕もそれが欲しい」

先生の筆から書かれる文字がとても上手だったからです。

きっと自分の筆とは違って、高級なものを使っているんだろうなと思っていました。

しかし、先生が少年清水の筆を取り、さっと書くと……。

やっぱり上手い。

SHIMIZU

弘法筆を選ばずとは、まさにこのこと

そこで少年清水は、字の上手さは筆のせいではないと悟りました。

人は、パッと見で「道具」に目が行ってしまいます。

イチローがヒットを量産すれば「どんなバットを使っているんだ」となるでしょう。

友人Y

野球の場合はフォームのが気になるかも

SHIMIZU

あんまり良い例ではなかったか

マラソンで言えば、どのメーカーのどんなシューズを履いているかとか。

そういったことが気になってしまいます。

自分より早いタイムを出す人のシューズは気になるものです。

でも、そうじゃないんです。

隣の家の子が、テストでいつも百点を取っていると聞けば

「どの塾に行ってるの?」「通信教材ってそんなに良いの?」

と聞きたくなります。

違う、違う、そうじゃない。

本当に注目すべきは「道具」ではなく「道具をどう使っているか」なのです。

もっと言えば、道具よりも「やり方」、つまりは「行動」です。

マラソンの例で言えば、シューズよりもトレーニングの方法を聞いた方が良いでしょう。

テストの例で言えば、どの塾か何の教材かよりも、どうやって勉強させているかを聞いた方が良いでしょう。

勉強が得意な子であれば、教材が学校のワークであろうが、本屋で買った問題集であろうが、塾のテキストだろうが、インターネット上にあるプリントだろうが、何を使おうが成績をあげられます。

なぜなら、その子は「成績を上げるやり方」が身についているからです。

なので、テストでいつも100点を取る子の真似をするなら、使っている教材ではなくて、行動を真似してください。

その子が、学校にいる間に宿題を終わらせているなら、同じようにしましょう。

その子が、授業中にメモを取っているなら、同じようにしましょう。

その子が、夜22時30分に寝るなら、同じようにしましょう。

聞くべきは「道具」ではなく「行動」です。

友人Y

その子が親と一緒に勉強していると言ったら?

SHIMIZU

もちろん一緒に勉強してあげるべき

友人Y

うへぇ

SHIMIZU

行動を真似できないなら、成績も真似できないよ

友人Y

うちは独自に頑張らせよう

SHIMIZU

その方が難しいんでない?

ついつい道具に目が行ってしまいがちなのは皆同じです。

「人は見た目が9割」という本がヒットしましたが、印象は外見でほぼ決まってしまうからでしょう。

安っぽいスーツを着ているより、高級なスーツを着ていたほうが「この人はできる人だ」という印象を与えると思います。

だから、できる人が着てそうなスーツを着て、できる人が身につけていそうな高級腕時計をつけようとして「その”道具”はなんですか?」と聞きたくなってしまうのです。

何度も言いますが、真似るべきは道具ではなく行動です。

井戸端会議で、成績優秀な子をもつ親御さんに話を聞くときを想像してみてください。

多分「どこの塾に通わせているの?」というフレーズが飛び交うと思います。

違う違う、そうじゃ、そうじゃない。

聞くべきは道具じゃなくて行動です。

道具に焦点を当ててしまいがちの人は、心の中に鈴木 雅之さんを住まわせて、

「違う違う、そうじゃ、そうじゃない」と言ってもらってください。

それでは渋谷で5時に会いましょう。

友人Y

1994年のヒット曲だね

SHIMIZU

よくわかったね

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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