冬至にゆず湯を

明日は冬至です。

冬至と言えばゆず湯ですね。

昼が短く、夜が長い冬至。

寒いこの日にゆず湯はピッタリです。

ちょっと脱線します。

「昼は短い」と言いますが、昼とはいつのことでしょう。

それは「日の出から日の入りまで」です。

日の出が遅く、日の入りが早ければ、昼は短くなります。

では、冬至は「日の出が最も遅く、日の入りが最も早い日」なのでしょうか。

答えはNOです。

友人Y

Noなの?!生まれてこの方、ずっとそうだと思ってたぞ

ここで確認しておきましょう。

日の出は遅い方が昼が短くなります。

日の入りは遅い方が昼が長くなります。

SHIMIZU

夕方が長くなる感じね

冬至は日の出が最も遅いと思いきや、実は日の出が最も遅いのは1月7日頃なので、まだまだ日の出は遅くなります。

友人Y

じゃ、昼はもっと短くなるのか

SHIMIZU

そんなことはない

日の出はまだまだ遅くなりますが、実は日の入りはすでに遅くなっています。

12月7日頃が日の入りが一年で最も早くなり、冬至の頃にはそれに比べると5分程度遅くなっています。

友人Y

じゃあ、もう日が伸びているのか

昼の長さというと、日の入りの方が意識されやすいと思います。

友人Y

日の出の頃は眠ってる

SHIMIZU

冬至の頃は6時45分くらいだよ

友人Y

その頃は寝てる

すでに日の入りが遅くなってきているとはいえ、一番早いときに比べて5分程度なのでほとんど気づきませんけれど。

冬至は「まだまだ日の出は遅くなり」「すでに日の入りは遅くなっている」という状態です。

日の出と日の入りの組み合わせで一番短くなるのが12月22日頃の冬至というわけです。

そんな冬至にはゆず湯に入るという風習があります。

なんとなく風流なので、意味もわからずやっている家庭もあるかと思います。

友人Y

うちはめんどくさいからやらない

ゆず湯に入る理由は

・ゆず(融通が効くように)……ダジャレ?

・ゆずは香りが強いので、邪気をよせつけない

・ゆずは実るまでに長い年月がかかることから「長年の苦労が実りますように」という願掛け

といったものがあるそうです。

古事記では「追いかけてくる悪霊みたいなやつに桃を投げつけたら、悪霊みたいなやつらは帰って行った」というような話が書かれています。

古事記が作られた頃、桃は神聖なものとして扱われていたのでしょうか。

桃太郎という昔話もあるくらいですし、桃には何か不思議な力が宿っていると思われていたのかも知れません。

それと同じように、ゆずにも邪気を払う不思議な力があると思われていたのかもしれませんね。

なにはともあれ、冬至を過ぎればもう私立入試が目前に。

ゆず湯に浸かって温まりながら、将来のことを考えてみてくださいね。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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