時折、集団授業中にも抜き打ちで英単語テストをやることがあります。
プリントを配ると、みんな一斉に取り掛かります。
リリイっ子たちが問題を解く様子を見ていると、生徒毎に解き方が違うのことに気づきました。
テストは「英語→日本語」が15問、「日本語→英語」が15問、計30問です。
テスト用紙は2段組になっていて、左は日本語を、右は英語を書きます。
そのテストをたいていの子は順番に、左の日本語の意味を答える問題を上から解いていきます。
たまに、英単語を書く方を先にやる子もいます。
また、一問一問じっくり考える子もいれば、わからない問題はどんどん飛ばして、2周、3周として埋めていく子もいます。
ここまで述べた解き方は全て「上から下へ」向かって解いてます。
でも、一人だけ逆に、一番下から上へ向かって解いている子がいました。
それを見て、私はなるほどなと思いました。
下から解くと、上にある問題が次に解く問題となります。
その上の問題は、手が邪魔にならずによく見えるのです。
30問目の答えを書きながら、一つ上の29問目の問題を見ている感じです。
30問目の答えを書き終わる頃には、29問目の問題の答えも思いついていて、すぐに書き始められます。
上から下に書くと、書いている右手や、紙を押さえている左手が邪魔になって、次の問題を見ながらというのはやりにくいのです。
下から解くというのは一見奇抜に見えますが、結構理にかなっている順番だなと思いました。
自分にはない発想を持っている子供たち……。
一緒にいると、新たな発見があって、毎日が楽しいです(^^)