小田原城

知識は人生を豊かにするものだと思います。

知っているのと知らないのでは、知っている方が楽しいと感じる私です。

友人Y

知らないほうがサプライズになるじゃん

SHIMIZU

別にサプライズは求めない

私は今は塾講師をしていますが、勉強ができる家庭だったかというとそうではありません。

父も母も勉強嫌いなのもあり、ドキュメンタリー番組よりバラエティ番組ばかり見ていた少年時代でした。

志村けんのバカ殿様や、カトちゃんケンちゃんごきげんテレビで爆笑するような、当時としては一般的な家庭だと思います。

友人Y

俺も見てた

そんな我が家も、家族旅行で神奈川県に行きました。

行き先は箱根でした。

芦ノ湖でボートに乗った記憶があります。

箱根彫刻の森美術館では、姉が車酔いをしたから、一人で車で待っているという出来事もありました。

友人Y

そういうのって覚えてるよね

SHIMIZU

親がよく「あの時はお姉ちゃんが車酔いして~」って今でも言う

友人Y

車に一人残すなんて、今の時代じゃ考えられないね

SHIMIZU

まあ、当時はお姉ちゃんは中学生くらいだったし

そのときの旅行で、たぶん小田原城にも行ったと思います。

写真があるので、かろうじて覚えている感じです。

でも、今になって戦国時代に興味を持ち、小田原城のことを知ると……

SHIMIZU

行きたい!

難攻不落の小田原城。

戦国時代の始まりの頃にいた伊勢宗瑞(北条早雲)から始まり、氏綱、氏康、氏政、氏直の5代に渡って拠点となったお城です。

何度か敵に囲まれながらも乗り切ってきましたが、最後は1590年、豊臣秀吉により18万の軍勢で攻められ、降伏しました。

ただ、その時も約100日も籠城したとか。

友人Y

籠城って?

SHIMIZU

城に籠もる

友人Y

引きこもり?

SHIMIZU

まあ、そうだね

友人Y

引きこもってどうするの?

SHIMIZU

通常は援軍が来るのを待つ

家族旅行で行った当時、私にはそんな知識はありませんでした。

私だけでなく、家族全員、歴史に興味がなかったのです。

そんなときの感想といえば

「バカ殿様のお城みたいだなぁ」

今になって思えば「何がバカ殿だ、このバカもの」です。

友人Y

でも実際、お城行ってもつまんないよね

SHIMIZU

面白いよ

友人Y

何するの?

SHIMIZU

18万の兵に囲まれて絶望してるところを想像する

友人Y

へんなの

知識を得れば、行ってみたくもなるものです。

SHIMIZU

実際、愛媛に行ったらどうする?

友人Y

みかん食べてみる

SHIMIZU

高知に行ったら?

友人Y

よさこい踊りを見る

愛媛といえば”みかん”、高知といったら”よさこい”。

これらも知識があるから言えることです。

長崎に行ったら”ちゃんぽん”を食べてみたくなるものです。

その連想がない場合は、ランチはマクドナルドになってしまいます。

友人Y

マック、日本どこでも同じ味か確かめられるね

SHIMIZU

お気楽者め

知識は人生を豊かにします。

ないよりはあったほうが良さそうですね。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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