今日の中2Aクラスの授業は数学の文字を使った式でした。
「算数なのになんで数字じゃなくて文字がでてくるのよ」
と言いたい気持ちはわかります。
私には2つ上の姉がいるので、小学4年生あたりで「小学5年生の算数にはxという文字がでてくる」ということを知っており、「なんで文字が」と思ったものであります。
そんな感じでとらえてしまうと、数式の中に文字がでてきたときに身構えてしまいます。
でも、文字は「面倒くさがる人の味方」なのです。
例えば偶数を表そうとすると、文字を使えない人は「2,4,6,8,10,……」と偶数をひたすら挙げていかなければなりません。
しかも、永遠に終わらないので、偶数を正確に表すことはできません。
偶数は「整数に2を掛けた数」と気づいた人は、「偶数は整数×2で表される数のことだ」といえるでしょう。
整数をnと考える人はさらに「2n」と言えます。
「整数×2」より「2n」のがシンプルですよね。
整数っていう漢字を書くのもめんどくさいですし。
ほら、やっぱり文字式は面倒くさがる人の味方です。
文系の人は漢字に美しさを見いだせるかもしれませんが、理系の人にとっては記号の一つに過ぎません。
そんな理系の人は漢字を書くのがとにかく嫌。
アルファベットで表現できる文字式は好き。
そんな感じでしょうか。
そうやって文字式への身構えをなくせば、文字式も好きになってくれるはず。
まぁ、そんなことをしなくても、Aクラスはすでに文字を上手に扱ってますけどね。