ジェネラリストとスペシャリスト。
広く浅くと、狭く深く。
なんでもそつなくこなすことと、一点だけが優れていること。
どちらが良いというわけではありません。
でも中学生なら「なんでもできる」方がかっこよいと感じるでしょうか。
勉強もできるし運動もできるという方がモテるイメージはあります。
でも大衆の記憶に残る人っていうのは一点突破の人っていう印象があります。
なんでもできる人はたしかにすごいなとは思いますが、そこまで記憶に残らないというか。
陸上競技でも、十種競技の優勝者より100m走の優勝者の方が記憶に残っていると思います。
そもそも十種競技、全部見たことない
メジャーリーガーの大谷選手の活躍が目覚ましいです。
彼と対峙した人はみな、彼の野球に対する想いの強さに驚くそうです。
大谷選手はニューヨークの街について聞かれたとき「1回も出たことがないのでわからないです」と答えていました。
もし私が出張などでニューヨークに行くことがあったら、仕事終わりにはニューヨークの街に出て、そこを楽しむと思います。
でも、大谷選手はそれより野球ということみたいです。
体格や能力を数値化するとします。
大谷選手はその数値を野球に全て全振りしている印象です。
スペインで活躍しているサッカーの久保選手も「フリーのときには何をしているのですか?」という質問に「家には電子ピアノがあります。少しやってみたけど無理でした。全ての才能が足にいっちゃったみたいで、手は駄目でした」とユーモアのある返答をしていました。
将棋界のスーパースター藤井聡太6冠も、休み時間に詰将棋を解くくらい将棋好きの将棋漬け。
超一流の選手は、恵まれた体や能力がある上で、それを一つの競技に集中させているからこそ超一流なのだろうと思います。
一般人は1つに全振りしたとしても、プロになれなくね?
もともとの数値が低いだろうからね
不公平だね
それが人間。それが人生。
一般的な能力しか持たない私は、一つのことに全振りしても天才たちには敵わないでしょう。
でも、天才たちに勝つことが全てじゃないので、今が幸せなら良いと思うんですが、それでも天才たちの生き様を見ると40過ぎても憧れてしまいます。
仕事も家族もどちらも大切なので、時間をどちらかに全振りすることは出来ないと思いますが、自分の生活を見返すともっと時間を作り出せると感じています。
もともと少ない数値なのにテレビを見て時間を浪費したりすると、仕事や家族に振る時間がなくなってしまいますからね。
がんばれ、自分
がんばれ
君もね