1に演習、2に演習

今日は中3Bクラスの集団授業。

扱ったのは数学の平方根です。

友人Y

進度、早くない?

中3数学は「文字式」「展開・乗法の公式」「因数分解」「平方根」「2次方程式」と進みます。

学校では今から乗法公式に入るくらいのペースでしょう。

平方根にたどり着くのは6月になってからだと思います。

2次方程式までは言ってしまえば「しょせん、ただの計算」です。

計算に時間をかけるとしたら「説明」より「演習」の方が圧倒的に力になります。

学校では詳しく説明してくれるので、塾では説明は最低限にして、あとはLilyっ子たちに計算練習をひたすらしてもらいます。

理解するまでの説明の仕方は、誰がやっても変わりません。

教え方次第では早く理解できるかもしれません。

わかりやすい先生、そうでない先生に差がでるかもしれません。

といっても、それも微々たる差。

大きな差がでるのはその後の演習量です。

説明を聞いて、理解したあとがスタートライン。

その先は演習のみです。

スタートラインに立つまでにどんな勉強でも構いません。

学校の先生に教えてもらっても、

塾の先生に教えてもらっても、

家庭教師の先生に教えてもらっても、

アプリで確認しても、

YouTubeで見ても、

教科書を読むだけでも、

どんな方法であれ「理解」すればスタートラインに立てるのです。

スタートラインまでの勉強方法はなんだって構いません。

どれだけ時間をかけても、かけなくても構いません。

すべての勝負はスタートラインに立ってからです。

鉛筆を持って

ヨーイドン!

演習をいかに多くこなせるか。

こんな考え方の私ですので、計算問題の説明はそこそこに、何度も何度も演習させるのです。

ということで、Bクラスも平方根です。

毎年思うのですが、受験生って平方根を習いたてのころは混乱していても、秋をすぎる頃にはほぼ全員の受験生が平方根の計算ができるようになってるんですよね。

つまりこれは「できる人とできない人に分かれるもの」ではなくて「全員ができるもの」ということです。

できるようになるまでの時間の差が人それぞれというだけです。

掛け算九九や、割合の計算などと同じですね。

習った当初はできなくても、おとなになる頃にはほぼ全員ができるようになっています。

ということも踏まえると、結局のところ

学力の差は、演習量の差

と言えるでしょう。

このゲームのルールは至って簡単。

「演習量が多い方が勝つ!」

です。

さ!演習演習!

この記事を気に入ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

目次