英単語を覚えるなら、百式が良いと思います。
ただ、これは大学受験のように、英単語量がものすごく多く、「書く」ことに重点を置かないときに有効です。
英単語の意味が瞬時にわかる…この本ではそれを「apple化」と呼んでいます。
「apple」と聞いたら脳内で「りんご」と変換せずに、「appleね」と即座に理解できますよね。
英語を学習していくと、そういうのがいくつも出てくると思います。
「Hello」と声をかけられたら、すかさず「Hello」と応えられますよね。
さらに言えば「How are you?」と言われたら「I’m fine」と応えられると思います。
わざわざ「ん?今の意味はなんだ?」なんて考えずに、反射的に応えているはずです。
そういうのがapple化だそうです。
このapple化をするには、百式の方法がうってつけだと私も思います。
私も今から大学受験勉強で英単語を覚えるとなったら、百式でやります。
ただし、Lilyっ子たちは中学生。
百式は有効ではあるものの、「書く」もできなければなりません。
百式は「中学校で習った単語は、読み書きできるよね」という前提に立っているからです。
つまり、中学生で習う単語はだいたい書けて当たり前。
百式で意味を覚えても、その単語が書けないと駄目なのが中学英語。
ということで、Lilyでは英単語を完全に覚えるところからです。
英単語ができないまま英語の長文を読むのは、漢字が読めないまま日本語の文章を読むのと同じです。
ひらがなしか読めない日本語習いたての外国人は、中学生の国語の教科書が読めないでしょう。
そんな感じで、英単語を知らない人は簡単な英語の文でも読めません。
読めないとわからなくなり、
わからないとつまらなくなります。
そうやって英語嫌いが出来上がってしまいます。
ターニングポイントは「英単語ができるかどうか」です。
この冬、そのターニングポイントで「英語が好き」「英語が得意」という道に行ってくれることを期待しています。