兄弟

一昔前に流行った動物占い、私はゾウで「当たってる当たってる」と面白がっていました。

が、今は動物占いを知っている人のほうが少ないかもしれません。

12星座占いは有名でしょうけれど、あれで性格判断などはできないと思います。

友人Y

動物占いも似たようなものでしょ

血液型占いによる性格判断も、思い込みの部分が大きいように思います。

SHIMIZU

相手の血液型を当てるのが面白いけど

友人Y

人間の性格が4つにしかわけられないなんて、大雑把すぎる

それらよりも「兄弟順性格判断」のが合う人が多いと思います。

例えば一番上の子は「真面目」「しっかり者」

真ん中の子は「自由奔放」

一番下は「甘えっ子」

といったかんじ。

どの家庭でも似た環境になると思うので、環境による性格形成は似てきて当たり前かなと思います。

例えば一人目の子なら、口に入れるものをかなり注意します。

アイスを食べ始めるのも3歳になってから、と決めたらその通りに実行できます。

でも、下の子には、上の子が食べているのだからと、2歳のときでも食べさせてしまいます。

しつけも、一人目は厳しく、順を追うごとに甘くなっていってしまうと思います。

逆に、一人目は甘く最後の子には厳しいなんていう家庭は見たことありません。

下の子の方が要領がいいというのも当てはまるでしょう。

上の子の失敗を見ていたり、真似をしたりできるので、要領がよくなります。

そんな風に、同じ家庭環境下に置かれているようでも、生まれたときに兄弟がいない長子と、生まれたときから兄姉というライバルがいる2番目では、それだけで環境が違います。

そして、漫才のボケとツッコミのように、1人目と2人目の性格は反対になることが多い印象があります。

友人Y

1人目は人見知りで大人しくて、2人目は人懐こいとかね

でも、大きくみると「やはりこの家庭で育ったんだろうな」という共通しているような部分も感じます。

例えば、関東で「兄:真面目」「弟:ひょうきん」という兄弟がいたとして、関西にも同じタイプの家庭があったとします。

でも、同じひょうきんな弟同士を比べると、使っている言葉やノリが関東と関西では違うと思います。

真面目な兄同士も同じ。

関西の兄は真面目でも、弟に対して「静かにせんと、しばくぞ」とか言ってそうな勝手なイメージがあります。

友人Y

関東だったら?

SHIMIZU

「静かにしなよ」って言ってるイメージ

友人Y

関東って誰かをイメージしてる?

SHIMIZU

ジブリの男の子キャラ

友人Y

天沢聖司か!

友人Y

でも、関東って言っても「静かにしろよ、バカ」っていう長男だっているでしょ

SHIMIZU

いるだろうね。だから、それが「その家庭の色」って感じがする。

友人Y

下ネタを言う言わないも、家庭かなー

SHIMIZU

長男は言わないけど次男は言うっていうのもありそうだかけどね

友人Y

下ネタOKかどうかは家庭内の雰囲気があるか

SHIMIZU

口癖とか、すぐ手を出すとかも、家庭の影響は大きそう

結局、例外だらけなので、これといったレッテルを貼るのも難しいところですが、血液型占いくらいの大雑把な感じで言えば、たいていは枠に収まるんじゃないかなと思います。

かくいう私は2人兄弟の下の子なので、要領が良いとか、甘えん坊とか、そういうのはだいたい当てはまっていると思います。

1番目は「親に迷惑をかけないように」

2番目は「親に迷惑をかけてなんぼ」

といったところがありますね。

我が家の娘達は、2人姉妹。

今のところ、上の子はしっかり者、下の子はひょうきん、というオーソドックスな2人姉妹です。

なんで兄弟の話をしたかというと、その理由は中2で1位のR君のお母様とのやりとりにあります。

「R君は昔から本が好きとか、本がたくさんあるといった、賢い子が育つ環境といわれる中で育ったのですか?」と聞いてみたところ

「家にはあまり本はありませんが、小学生で図書委員になったころから昼休みに外で遊ばず図書室通いとなり、よく家にも持ち帰ってきてました。」

とのこと。

友人Y

やっぱり本を読ませたほうがいいのかねぇ

SHIMIZU

読まないよりは絶対に良いと思う

ただ、この話には続きがあって

「小6の妹も図書委員ですが、本にはまることはなく、昼休みは毎日ドッヂボールです」

とのこと。

また兄は中高生新聞を、妹には小学生新聞をとっているそうですが、妹はたまにしか読まないそうで

「同じ環境を与えても、同じようにはなりませんね〜」

とおっしゃっていました。

翻って我が家。

上の小春は何でも挑戦してみるタイプで、自転車に乗るのも2歳を過ぎたあたりからチャレンジしてました。

SHIMIZU

ペダルのない、足で蹴って進むやつね

対して、下の日和は3歳を過ぎても、その自転車に乗ろうとしません。

ごはんのおかずも、何でも食べてみる小春と、食わず嫌いの日和と、見事に分かれています。

でも、どちらも明るく、周りを笑わせてくれるところは似ています。

小春が3歳のときにしていた行動と同じ行動を今の日和がしていたりします。

似ているような、全然違うような。

兄弟って不思議ですね。

こう考えると、勉強の仕方だって、同じ家庭内であっても兄弟それぞれ違っていて当たり前なのかもしれませんね。

どちらも優しい子に育ってくれればそれで良いです。

友人Y

勉強ができなくても?

勉強はちょっとはできてほしいです。

友人Y

運動ができなくても?

運動もちょっとはできてほしいです。

友人Y

いろいろ望むねぇ

SHIMIZU

親なんて皆そんなもんでしょ

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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