距離感

幼い我が子を連れて公園に行ったとき、同じくらいの子を持つ人に「何歳ですか?」とよく尋ねたものです。

一人目の時は基準がないので周りの子が気になるのです。

うちの子は、歩き始めるのが早いのか遅いのか。

うちの子は、しゃべり始めるのが早いのか遅いのか。

うちの子はまだできないけれど、他の子はもうできているのか。

でも、二人目ともなると、そういった質問は全くしなくなりました。

一人目と比べられるので、他の子と比べる必要がないのです。

いや、それ以前に「早くても遅くても良い」と思うようになり、気にしなくなりました。

なので、二人目には「え?もうこんなことできるの?」という驚きがよくあります。

一人目が生まれたばかりのころは、周りと比べて、自分たちはちゃんとやれているのかを確認していました。

それも4~6歳になると「心配してもしなくても、ちゃんと成長するし、大丈夫でしょ」と大きく構えるようになりました。

最初は気にして、次は気にしないで。

そしてその次はまた気にする時期がくるのだと思います。

それが小学1年生。

勉強が始まると、うちの子はちゃんとついていけているのか、と気になるのだと思います。

友人Y

うちはあんまり気にしてないけどね

その後、小学3~5年生くらいは気にならない時期になるのでしょう。

そしてまた気になる時期が来て。

そんな風に波があるように思います。

気にしたり、気にしなかったり。

付かず離れず。

友達も恋人も親子も、距離感ってのは大事ですね。

「適度に」が難しいですが、適度に距離を保っていきたいと思います。

SHIMIZU

ソーシャルディスタンスも必要だね

友人Y

懐かしいね、その単語

SHIMIZU

3密ってなんだか覚えてる?

友人Y

「密会」「密室」「密輸」だけ?

SHIMIZU

一つも合ってないよ、たぶん

友人Y

正解は?

SHIMIZU

一つも覚えてない。あ、「密集」はあったかも

友人Y

「密着」「密閉」

SHIMIZU

それじゃなかったような

友人Y

「蜜月」

SHIMIZU

”みつ”が違ってる

友人Y

3年前のことも思い出せないもんだね

SHIMIZU

そうだね

友人Y

じゃ、またね

SHIMIZU

ばいばい

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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