誘惑と聞くとGLAYを思い出すのは私と同世代の証でしょう。
すぐやる人と、すぐやれない人の差。
すぐやる人は環境で自分を動かし、やれない人は誘惑に負けてしまう。
やれない人は「自分は意志が弱い」とよく言いますが、やるかどうかは意志の強さではありません。
「やる環境に置くのが上手かどうか」です。
入塾面談で「なぜ塾に?」という問いを投げかけると「家では誘惑が」という答えが返ってきます。
保護者様方は「すぐやる人になるにはどうすればよいか」が分かっていらっしゃいます。
どれほど意志が高い人であっても、塾と家では勉強態度は違うでしょう。
よほど切羽詰まった状態でなければ、「家でも必死」という状態になれないものです。
なので、塾や図書館など、誘惑の少ない環境に身を置こうとするものです。
この辺のことは本にも書いてあるのですが……。
ただ私は思うのです。
本当に環境を整えたからといって、すぐやるというわけではない、と。
例えば家で筋トレをしようと思って、トレーニング機器を買ってしまったとします。
その部屋に入れば、トレーニング機器しかありません。
その状態ならさすがにやるんじゃないの?
本当に?君なら本当にやる?
う…念を押されると自信なくなる
ランニングを習慣にしようと、ランニングウェアとランニングシューズを買いました。
そしてそれを身につけて外に出ました。
ランニングしますか?
そこまでしたら、やるでしょ
本当に?君なら本当にやる?
う…念を押されると自信なくなる
そう考えると「図書館に行ったら勉強する」というのは願望だということがわかるでしょう。
環境を整えることはすごく大事。
でも、環境を整えた=やる、ではないのです。
環境を整えることは始めの一歩に過ぎません。
では「すぐやる人」になるためには、何が必要か。
まずは自分で考えてみましょう。