誘惑

誘惑と聞くとGLAYを思い出すのは私と同世代の証でしょう。

すぐやる人と、すぐやれない人の差。

すぐやる人は環境で自分を動かし、やれない人は誘惑に負けてしまう。

やれない人は「自分は意志が弱い」とよく言いますが、やるかどうかは意志の強さではありません。

「やる環境に置くのが上手かどうか」です。

入塾面談で「なぜ塾に?」という問いを投げかけると「家では誘惑が」という答えが返ってきます。

保護者様方は「すぐやる人になるにはどうすればよいか」が分かっていらっしゃいます。

どれほど意志が高い人であっても、塾と家では勉強態度は違うでしょう。

よほど切羽詰まった状態でなければ、「家でも必死」という状態になれないものです。

なので、塾や図書館など、誘惑の少ない環境に身を置こうとするものです。

この辺のことは本にも書いてあるのですが……。

ただ私は思うのです。

本当に環境を整えたからといって、すぐやるというわけではない、と。

例えば家で筋トレをしようと思って、トレーニング機器を買ってしまったとします。

その部屋に入れば、トレーニング機器しかありません。

友人Y

その状態ならさすがにやるんじゃないの?

SHIMIZU

本当に?君なら本当にやる?

友人Y

う…念を押されると自信なくなる

ランニングを習慣にしようと、ランニングウェアとランニングシューズを買いました。

そしてそれを身につけて外に出ました。

ランニングしますか?

友人Y

そこまでしたら、やるでしょ

SHIMIZU

本当に?君なら本当にやる?

友人Y

う…念を押されると自信なくなる

そう考えると「図書館に行ったら勉強する」というのは願望だということがわかるでしょう。

環境を整えることはすごく大事。

でも、環境を整えた=やる、ではないのです。

環境を整えることは始めの一歩に過ぎません。

では「すぐやる人」になるためには、何が必要か。

まずは自分で考えてみましょう。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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