中2Aクラスでの雑談

今日は中学2年生Aクラスの授業でした。

英語は中学2年生の単元を一通り終えました。

終えたといっても、一度解説したくらいなので、これから演習で定着させなければなりません。

今日はその最初の演習でした。

SHIMIZU

2回目だったかも

中2Aクラスは水戸一、土一、竹園高校などを狙うクラスですので、教科書レベルの内容ができるのは当たり前、その先を行くように心がけています。

そこで、学校では習わない、習うとしても高校生になってから、というような内容も雑談レベルで放り込みます。

今日は前置詞の「for」と「to」の違いでした。

今日はそれだけにしようと思ったのですが、解いているプリントに「no name or address」という表現が合ったので「or」と「and」についても説明しました。

そこから高校数学に派生し「命題の裏と逆」について、その「真偽」についてなども話しました。

今回のことを簡単な文でいうと

「ケンはエミリーのことがとても好き」を否定して

「ケンはエミリーのことがとても好き”ではない”」とした場合、

「ケンはエミリーのことがあまり好きではない(とてもってまではいかないけど、好ききは好き)」のか

それとも「ケンはエミリーのことが全く好きではない(むしろ大嫌い)」のか、

どっちなんだろう?という問いかけから始まりました。

この辺は日本語でも難しいですよね。

部分否定と言ったところでしょうか。

別の例でいきます。

「私は犬と猫が好きではない」の一文だけだと誤解が生まれます。

「犬と猫の両方が好きではない」という解釈と

「一方は好きではない」という解釈ができてしまいます。

友人Y

両方好きじゃないって感じるけどね

SHIMIZU

そう解釈する方が多そうだよね

こういった誤解をなくすには「私は犬と猫”どちらも”好きではない」のように「どちらも」と入れるのが良いでしょう。

友人Y

でも、この言い方で「片方だけ好きじゃない」って言いたい場合なんてある?

例えばAさん、Bさん、Cさんの3人組がいたとしましょう。

AさんはBさんが好き、そしてCさんもBさんが好き。

でもAさんとCさんはそれほどでもないというか、むしろお互い嫌いとします。

そのときAさんが「確かに私達は3人でよく一緒にいる。でも、私はBとCが好きではない」と言う。

SHIMIZU

これならどう?

友人Y

うーん、「BとCが」って言わず「Cが」だけで良くない?

SHIMIZU

それだと角が立つでしょ

友人Y

でも、そうしないと誤解を生むんでしょ

うーむ。

難しいところに足を踏み込んでしまったようです。

友人Y

それにそのニュアンスなら「私はBとC、ふたりとも好きというわけではない」と言うんじゃない?

SHIMIZU

たしかに

では例文を変えましょう。

「私は毎日勉強しない」

この場合、勉強時間は0なのか、毎日しないというだけで週に2,3日はするということなのか。

これもどちらとも受け取れます。

「毎日」を「毎日は」にするだけで誤解は免れそうですね。

まあ、脱線してこんな話をしていたのです。

進度が早いからできるというのもあるし、インフルエンザの影響で休みが多いというのもあり、横道にそれることが多い授業でした。

でも、横道もまた勉強になることだから、いいかなと……。

受験まで4ヶ月を切った3年生とは違い、まだまだ緩やかな雰囲気の中2Aクラスでした。

この記事を気に入ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

目次