イライラをおさえるには

相手の行動にイライラするときは、想像力を働かせましょう。

例えばデートでディズニーランドに行ったとします。

でも、相手は全然楽しそうじゃありません。

その理由を尋ねてみると「お腹が痛いから」だそうです。

このとき、想像力がない人だとイラッときてしまいます。

「なんでせっかくディズニーランドに来ているのに……これじゃ楽しめないじゃんか……」

でも、相手の立場に立てる人なら

「お腹が痛いのか~。それはつらいね。ちょっと休もうか」と言ってあげられます。

例えば、学校から帰ってきてダラダラと過ごす我が子を見て、イラッとするとします。

その気持ちはわかります。

が、自分が相手の立場だったらどうでしょうか。

「学校から帰ってきてからすぐ宿題をやりなさい」を

「仕事から帰ってきたらすぐ持ち帰ってきた仕事をやりなさい」に変えてみましょう。

まあ、やりませんよね。

帰ってきたらまず一息つきたいところです。

そして「持ち帰った仕事をやる時間」を探しているうちに、夜9時を過ぎ10時を過ぎ、11時を過ぎ……

重い腰をあげた12時にはもう眠くなって「今やっても効率が悪い!明日にしよう」とまた後回し。

そんな自分を知っていると、我が子が帰ってきたあとダラけていても、叱るに叱れません。

でも「持ち帰った仕事」はできなくとも「夕食を作る」などの家事などはしていると思います。

それは、必要に迫られているからですね。

人間、必要に迫られればやるものです。

逆に言えば、必要に迫られなければやらないのです。

中学生が帰ってきてだらけて宿題をやらないのは、必要に迫られていないから。

必要性を感じていないからです。

大人も、仕事から帰ってきて、夕食を作る必要に迫られていなければ、たぶんダラッと過ごしますよね。

必要に迫られていなければ休んで体力を回復させる、というのが人間が生まれ持っている本能だと思います。

そんなことを考えていくと、相手が何をしていても「自分もその立場だったらそうなるよなぁ」と思えれば、イライラはおさまります。

相手の行動にイライラしたときは、こうやってイライラを沈めることができます。

が、あくまでこれは自分のイライラが収まるだけなので、相手は何も変わりません。

今日の記事の目的は「相手の行動にイライラしたときの対処法」であって、「相手の行動を変える」ではありませんのであしからず。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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