最近、3年生の集団授業でよく「ルートの変換」をやります。
√12 は、そのまま解答用紙に書くとバツをくらいます。
2√3 という形にしないといけません。
このような変形の練習をしています。
目標は1秒変換。
問題を出されて1秒後に答える。
おそらくLilyっ子3年生は「√20は?」と問われたら1秒後に「2√5」と答えられるでしょう。
何度も何度も練習したからです。
小学生が掛け算九九を覚えるように、ルートの変換を何度もやっています。
九九が基礎であるように、ルートの変換もまた基礎なのです。
これができないと、ルートのついた数の足し算引き算ができないのです。
なので、ルートの変換に手間取っているようではいけません。
九九が完璧だからこそ、24×8のように桁が増えていっても対応できるのです。
もし九九が完璧じゃない状態で2桁の掛け算にいったらどうでしょう。
圧倒的に周りの友達より計算が遅れ「算数が苦手」という意識が植え付けられてしまいます。
それこそが算数嫌いの根源です。
そして今、中学3年生は今後の数学ができるかできないかの岐路に立っています。
それが「ルートの変換がスムーズにできるか否か」です。
ここでつまづくと、この後の数学がものすごく険しい道になってしまいます。
茨の道を裸で歩くようなものです。
ここはきちんと「鉄の鎧」を装備しましょう。
ルートの1秒変換です。
鉄の鎧も錆びてしまえば使い物になりません。
ときどき研磨してあげましょう。
ということで、今後も抜き打ちでルートの1秒変換テストを実施したいと思います。