教育熱は各家庭によってそれぞれです。
我が家はどちらかといえば高い方ですが、今のところ中学受験をするほどではありません。
これは夫婦揃っての意見なので、このまま行くと思います。
こういう意見が揃うのはありがたいことです。
でも夫婦間でも微妙な熱の高低はあります。
例えば私は「あかちゃんのときからクラシックを」「幼いうちに英語に触れさせたい」という思いがあります。
まあ、クラシックが本当に良いのかとか、幼いうちに英語に触れていると本当に英語ができるようになるかとかはわかりません。
というか、そこはあんまり気にしてません。
でも、ハードロックを好む幼児より、クラシックを好む幼児の方が品が高そうに見えるので、お得かなぁという程度の認識です。
そんな私なので、家にいるときはアレクサに「クラシックかけて」と言って、クラシックをかけていました。
しかし、妻はクラシックが好きではありません。
クラシックか無音かと言われたら、無音を選ぶでしょう。
車の中で流す音楽は、子どもたちが好きな音楽です。
最近はディズニーのアナと雪の女王の歌を流しています。
そこで私は「英語バージョンのも流したらいいんじゃない?」と言って、英語バージョンを流すようにしてみました。
2歳の日和が言葉を真似して覚える時期になったので、英語の歌を流してたらそのまま英語で歌うかなぁと思ってのことでした。
子どもたちは英語でも気にせずに歌って、真似をしようとしていました。
でも、すでに日本語で歌を覚えてしまった小春は「日本語がいい。日本語のを流して」と言います。
また妻は英語が好きではありません。
たぶん、英語の歌か無音かと言われたら、無音を選ぶでしょう。
そうすると、我が家では私がいないときはクラシックも英語の音楽も流れなくなります。
私も「クラシックが好きになってくれたらいいなあ。英語が身近になってくれたらいいなぁ」くらいなので、「なんでやらないんだ」と責めることはしません。
人には好みがありますし、逆に私が好きではない演歌を「ずっとかけて」と言われたら拒否するでしょう。
なので、うちでは特に問題になっていません。
しかし、お互いの熱の温度差がある家庭ではどうでしょう。
大問題に発展する可能性もあります。
例えば「子供がテストで15点を取ってきてしまった」というとき、母は「これはまずい!塾に入れないと!」と言い、父は「別に15点だろうが0点だろうが、健康に生きていればそれでいい」と言ったとしたら。
この場合は動くのは母でしょう。
危機感がある方が動きやすいですからね。
でも、父は動きは鈍いでしょう。塾はお金だってかかります。
このとき、母は子供を説得するだけでなく、父も説得しなくてはいけなくなります。
このときはうまく説得できたとしても、この先、何回も何回もこの説得が続くとなると、いつ糸が切れてもおかしくありません。
夫婦であれ、兄弟であれ、友達であれ、ペアができると「性格は反対」ということがよくあります。
2人いるとボケとツッコミができてしまうのです。
そうすると、お互いが同じ意見になるのもなかなか難しいものです。
漫才師がお互いの意見をぶつけながら、それでも同じ頂点への道を目指すように、夫婦も大きな方向性は決めておいた方が良いのでしょうね。
同じ方向に向かう過程で、意見をぶつけ合ってるんだとわかっているなら、多少の意見の食い違いだって飲み込んでいけると思います。
大きな方向性が合わなかったら……
そのときは別れるでしょ
さらっと言うね
別れが必ずしも悪いとは限らないしね
妻に別れを切り出されたらどうしよう
不安なら、まずはパズドラと別れなさい