3ヶ月

「この塾に入ったら、どれくらいで成績が上がりますか」

こういったことを聞かれることがたまにあると、塾長仲間から聞きました。

「どれくらいの期間で、懸垂10回できるようになりますか」

そう聞かれたら、たぶん「その人次第」と答えるでしょう。

結局、すべてにおいて「その人次第」を上回る解答はありません。

本当にその人次第ですからね。

でも、聞いてしまう人の気持ちもわかります。

できるだけはやく成果が出てほしいんですよね。

結局はその人次第なんですが、それでは聞いた方の気持ちが収まらないと思うので、一つ指標を出しましょう。

中1の正負の計算ができない状態でLilyに入り、中3の2次方程式をマスターするまでの期間の平均は2ヶ月半です。

Lilyでは中学数学の計算問題だけをまずマスターします。
そのときの単元は下記の通り

中学数学の計算シリーズ

【中1】
正負の計算 加減
正負の計算 乗除
正負の計算 加減乗除
文字式
1次方程式

【中2】
文字式
連立方程式

【中3】
文字式
乗法公式
因数分解
平方根
2次方程式

中1を抜ければあとは楽

それぞれの単元でプリント5~20枚あります。

それらを一通り終わらせるのにかかる時間が3ヶ月です。

ちなみに「中1の計算ができない」状態で塾を探している場合、その子の数学の点数は10点前後、下手すりゃ0点でしょう。

何点を成果とするかは微妙ですが、0点だった子が20点になるには最低でも2ヶ月半はかかります。

しかもこれは数学の計算だけで、です。

そう考えると、5教科合計で+100点くらいになるのは4ヶ月~6月はかかります。

これが平均ですので、早い人はもっと早く、遅い人はもっと遅く、結局は「その人次第」になってしまいますけどね。

がむしゃらにやって3ヶ月。

のんびりやれば1年……いや、のんびりやる子は伸びないと言ったほうがいいかもしれません。

なんだかんだ、「本気でどこまで伸ばしたいか」が重要です。

まずは自分の意志の強さを持って、勉強に励みましょう。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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