今日は後期中間テスト前ということもあり、みんな中間テストのための勉強をしていました。
9年生が公民を勉強していたので「今やったところ、本当にできるようになったか試してみな」と言って、プリントを渡しました。
結果、10点、40点、50点。
その3人は次のプリントを欲しました。
やらせてみると
10点、20点、30点
ついさっき、勉強していた単元です。
その単元のプリントでもこの有り様。
「覚えたつもり」になっているかがよくわかったようです。
公民は普段聞き慣れない用語がたくさん出てきます。
その用語をひたすら覚えても問題は解けません。
その用語がキーワードと関連付けされていなければ、頭の中から引っ張り出して来れないのです。
3人はおそらく「用語の暗記」をやっていたのでしょう。
でもテストでは、その用語を答えるための文章まできちんと理解していないといけません。
「身体の自由」とはどんなことを指すのか、「経済活動の自由」とはどんなことを指すのか。
ただ言葉だけを覚えていても、見当違いの解答欄にその言葉を書いてしまいます。
「聖徳太子」を答えさせたければ、それに関連する「法隆寺を建立した」とか「小野妹子を遣隋使として派遣した」といった文言を問題文の中に入れなければなりません。
ですから、問題文の中には解答を導き出すための関連付けされたキーワードが散りばめられています。
それとセットで覚えなければ実践で使えないのです。
1467という4桁の数字がメモしてあっても、それが何なのかがわからないと使えませんよね。
アプリのロック解除の数字なのか、銀行口座のパスワードの4桁なのか、応仁の乱の年号をメモしただけなのか。
関連付けされていない情報は、情報としての価値がありません。
関連付けこそ、情報の真骨頂です。
今日の3人にはここまでの話はしていませんでしたが、とりあえず「確認テストをしてみないと覚えたかどうかの判断ができない」ということは伝わったと思います。
また明日も今日と同じプリントを出すと言ってあるので、明日が楽しみです。
明日来たときにはこの関連付けについて力説しようと思います。