人は自分が歩んだ道を肯定してほしいものです。
だから、自分の道と違う道を行こうとする人をつい否定したくなっちゃうんですね。
例えば自分が大学を出ていたら「大学なんて行かない」と言う子供を否定したくなるでしょう。
逆に自分が大学に行っていなかったら「大学に行きたい」と言う子供を否定したくなるでしょう。
そう?逆に応援したくなるんじゃない?
そういう人もいるね
我が子を思えば、大学に行きたいというなら行かせた方がいいとは思いますが、本当にそれがいいかどうかはその子次第なので、部外者はなんとも言えません。
ちなみにこの自分と違う人を否定したくなっちゃう心理は、自分を守るためにどうしても作用してしまうので、それに抗うのはなかなか大変です。
例えば、お金持ちがいて高級車を乗り回して毎日パーティーしてる人を見て、羨ましい気持ちを封印して「ああいう人たちって……」と思ってしまうのも、そんな生活をしていない自分を守るためです。
他には「え?お酒飲まないの?人生半分損してるねー」と言うのも、同じようなものです。
お酒飲むと楽しいよ
お酒飲まなくても楽しいじゃん
新型コロナの流行初期、3月4月に学校に行けずにいたため、「9月入学説」が盛り上がりました。
今の日本では「年度」と言えば4月からスタートなので、入学式などは4月に行われます。
これを9月からスタートしようというのが9月入学説です。
私はこの9月入学説はありだと思いますが、現実には難しいだろうなと思います。
理屈で考えると9月入学を、感情で考えると4月入学を、それぞれいいなと思うのです。
9月入学のメリットは年度途中に最大の長期休暇である夏休みを挟まなくて良くなること。
9月入学の海外の国に留学しやすくなること。
ただ、9月入学って海外でもあんまりないみたいなんですよね……。
アメリカの年度は10月~9月。
イギリスの年度は4月~3月。
ドイツとフランスの年度は1月~12月。
じゃあ、留学のメリットないじゃん
ないかも
そうすると年度途中に長期休暇の夏休みを挟まなくて良いっていうくらいしかありませんね。
でも、そのメリットは大きい気がしますが……。
それ以上に、変更することのデメリットのほうが大きそうです。
学校だけ年度を変えても、社会が変わらなければ、学校の卒業から企業への就職までズレが生じてしまいますし。
会社の年度の変更なんて大変でしょう。
単純に9月スタートにすれば良いという話ではないので、進めるのは難しそうです。
感情的には4月スタートが良いです。
桜の季節に卒業と入学があるのが風流だなぁと思うからです。
あとは、それを自分が通ってきて良かったと思うので、子供にも同じ道を歩ませたいなと。
4月のこれからいろんなものが伸びてくる、芽吹きの季節に年度をスタートできるのは、心理的にも良いと思います。
ということで、感情的には4月スタート。
日本の場合、ここまで出来あがった価値観をくつがえすのは難しいでしょうから、4月スタートはずっと変わらなそうです。
変わるとしたら、戦争に負けて、相手国の言うがままに制度を変えないといけないときくらいですかね。
もちろん、そんなことは全力で避けたいので、平和な世界を望みます。