すぐやる人は楽に自分を動かし、やれない人は無理やり自分を動かそうとする。
これも”すぐやる人””やれない人”のあるあるだと思います。
すぐやる人は「やる気」という感情で自分を動かそうとせず、システムで動かそうとします。
例えば、家に帰ってきたら「おやつを食べる」が自然にやってしまうことだとしましょう。
そこに「ノートを開いて1問だけ解く」を入れます。
家に帰る→「ノートを開いて1問だけ解く」→「おやつを食べる」という順番です。
それが染み込んでしまえば、おやつの前には必ず1問解くという習慣ができます。
習慣はもっとも楽に動く方法です。
あれこれ考えずに勝手に体が動くのです。
ご飯の後の歯磨き、寝る前のお風呂。
特に意識しなくても、習慣化されていることは楽に体が動きます。
それに比べ「仕事」「勉強」「筋トレ」などになると、重たい腰がなかなかあがりません。
あと5分休んだらやる!
このテレビを見終わったらやる!
無理やり自分を動かそうとしますが、1,2回はうまくいっても長続きしません。
やらないと怒られる、やらないと叩かれるといった、負の感情とともに行動を起こそうとすれば、一時的にはやるかもしれませんが、長期的にはやらなくなります。
その行動が嫌なものだと強烈に叩き込まれてしまうからです。
ご褒美をあげてはいけない、というのも似たような理屈です。
勉強したらご褒美をもらえる
=ご褒美がないと勉強しない
=勉強がつまらないからご褒美をくれるのだ
=勉強自体はつまらないものだ
勉強を無理やりやらされる
=勉強とは無理やりじゃないとやらないような、つまらない行為だ
ご褒美をあげればあげるほど、
無理強いすればするほど、
「勉強はつまらないもの」と刷り込んでしまっているのです。
面白ければ、ご褒美がなくても無理強いさせられなくても、勝手にやります。
ご褒美がないどころか、罰を与えたって、スマホをいじるでしょう?
そんなふうに、楽しみを見出したことなら、誰になんと言われようがやるのです。
でも、感情は人に決められるものではありません。
勉強を楽しめと言われて、素直に楽しめる人なら、勉強で悩まないでしょう。
感情で動くのは大変だし、感情で動いたとしても、その感情がいつまで続くかわかりません。
そこで習慣化です。
すぐやる人は、習慣化が上手い人とも言えます。
やらなきゃいけないことを、ちゃんとやる人になるには
1.やらなきゃいけないことを好きになる
2.やらなきゃいけないことを習慣化する
3.やらなきゃいけないことを無理やりやる
の方法がありますが、先程延べたように3は悪手です。
親が「勉強しなさい」と言うたびに
子の立場なら「勉強しなさい」と言われるたびに、
普通の子は勉強から遠ざかっていきます。
強制されたら逃げるのが人です。
お父さんお母さんも、無理やり「お前はこの人と結婚しなければならない」なんて望まぬ人との結婚を強制されていたら、逃げていましたよね?
幼少期に勉強を好きにさせられなかった場合は、次は習慣化。
それもできない場合は最後の手段で強制。
すでに強制のカードを切ってしまった人は諦めましょう。
もしくは中学生本人がひょんなことからやる気を出すのを待ちましょう。
勉強をやれと1万回言っても勉強しなかった子が「好きな人と同じ高校に行きたい」という気持ちになれば勝手に勉強しはじめます。
そうなるのを祈りましょう。
諦めるのも祈って待つのも嫌な場合は、習慣化を。
まずは一つ「晩ごはんの前に、英単語を5つ書く」くらいでいいので、小さな小さなハードルを設けて、そこから習慣化に繋げましょう。
さ、私も早く筋トレを習慣化しなければ。
まだ習慣化してなかったの?
体調不良の時期に休んでたらそのまま途絶えた
お風呂から出たらストレッチして、180度開脚できるようになるまで頑張ろうと思っているのもあるんですが、こちらも習慣化できていないので、やる気になったときにやるだけになってます。
やる気になったのは何回くらい?
年に2回
180度開脚は無理だな
自分一人では続かないので、家族も巻き込んでやってみようかと思います。
筋トレとかストレッチを「できるならやりたくない」っていう気持ちが根底にあるよね~
まあ、楽しくないしね。疲れるだけだし
我が子に勉強を習慣化させようと考えている保護者様は、自分も何か習慣化してみてください。
その姿を見せれば、我が子も触発されるかもしれませんよ。
パズドラ、習慣化してみようかな
すでに中毒でしょ。いい年して。