こんな文章があるとします。
健太は親から誕生日プレゼントをもらった。それは前からほしかったタブレットだった。
では問題です。
健太は親から何をもらった?
このときに「誕生日プレゼント」と答える子がいます。
確かにそう書いてあるし、間違ってはいないんですが……。
長野へ旅行に行き、そこで見知らぬ人に「どこから来たの?」と尋ねられました。
その時「筑西市です」と答えました。
確かに間違ってはいませんが……。
相手の立場に立ってみて、相手はどこまで知っていて、何が知りたくてその質問をしたのかを考える癖をつけましょう。
例えば長野で「どこから来たの?」と聞かれたなら「茨城」のほうが適切です。
そしたらたまたま相手も茨城の方で、「お、あなたも茨城なの?茨城のどこ?」と聞かれたらそのときは「筑西市」と答えると良いでしょう。
同じ茨城県民と言えど、筑西市はマイナーな存在なので「県西地区の筑西市です」とか「つくば市の隣です」というふうに答えるのもありでしょう。
相手の質問の意図を読み取って、何を答えるかを瞬時に考えるのは大変ですけれど、日常では常にそんなことばかりです。
そんな感覚で、テストの答案(とくに国語)を見てみてください。
なんでこの問にこんな答えを書いてしまったのだろうというものがいくつかあるはず。
勉強は生活に直結しています。
賢くいきましょう!