教えられた事と知りたい事はいつも少しずれてる

教えられた事と知りたい事はいつも少しずれてる

MY LITTLE LOVER / デリカシー

中高生時代に聞いた曲の歌詞は、今でもよく覚えています。

その中の一つの冒頭の歌詞。

いろんなことに応用できるので、よく思い出します。

聞きたい事と聞いた事はいつも少しずれてる

これはアドバイスを求めても、自分が望む言葉をもらえなかった主人公が書いた歌詞。

友人Y

アドバイスは背中を押してほしいだけであって、批判されたくないんだろ

SHIMIZU

それは言ってはいけないこと

やりたい事とやった事はいつもずれてる

これは目標が願望に、現実が後悔になった主人公が書いた歌詞。

友人Y

俺はいつも「帰っても仕事するぞ」と思っても帰ったらパズドラやるよ

SHIMIZU

そんなもんだよね

ひるがえって、中学生諸君。

皆さんも、同じようになってませんか?

やりたい事とやった事のズレはありませんか?

学年末テストまであと3日程度。

やろうとした勉強とやった勉強は乖離かいりしていませんか?

理想と現実をくっつけられるノリを探しておいてくださいね。

友人Y

のり

SHIMIZU

のりとかのりの「のり」と掛けた

友人Y

全然わからん

ちなみに、冒頭の歌詞はMY LITTLE LOVERの『デリカシー』という曲です。

「デリカシーがない」という表現をよく聞くと思いますが、実は英語のdelicacyにはそんな意味がないそうです。正確にはあるにはあるけど、その意味では使われないそうです。

delicacyを直訳すると「珍味(珍しい食べ物)」になっちゃいます。

日本語では「デリカシーがない」というのは「無神経」という意味で使われますよね。

「あなたってデリカシーがないのね=あなたって無神経なのね」といった感じで。

「デリカシー」を「思いやり」という言葉でとらえても大丈夫そうです。

でも、英語ではそんな意味はないので、使うときには要注意です。

友人Y

なんで日本語ではそんな意味になったんだろう

デリケートdelicateという形容詞がありますね。

意味は「繊細な、上品な、気配りがある」といったところです。

その名詞形がdelicacyなので、「繊細、繊細さ、上品さ」といった意味になり、それらがない時に「デリカシーがない」と言うのです。

友人Y

日本語の使い方間違ってなくない?

まあ、理屈ではそうなんですが、実際に英語では使われないみたいです。

じゃあ英語では「デリカシーがない」って何て言うの?

insensitive=無神経な、思いやりのない

だそうです。

「”デリカシー”がない」という文章ではなく、「思いやりのない」という単語がズバリあるのですね。

友人Y

それならそっちを使うか

SHIMIZU

1語で言えたほうが便利だもんね

ちなみに、今日のこの記事も

書きたいこと書いたことが少しずれてる

雑談が多く、話が逸れやすい主人公が書いた歌詞。

となっています。

SHIMIZU

いつもこうだよ

友人Y

思ったんだけど、本家が「知りたい事と知った事は少しずれてる」なら派生の歌詞もあってるけど、今回のは違くない?

SHIMIZU

いつも少しずれてる

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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