若者はお金を稼ぐ意欲が減った。
アルバイトを募集している経営者がそんなふうに言っていました。
これはスマホが大きな要因かもしれません。
大金を稼がなくても、スマホがあれば楽しめてしまうからです。
わざわざ外に出なくても、娯楽は手の中にあります。
スキーやスノボの人気がなくなったのも、そういった理由が大きいでしょう。
雪山に行かなくてはいけないスキーに比べ、街中にあって行きやすいボーリングも人気は低迷したまま。
体を動かすことがずいぶん少なくなりました。
遊ぶのに大金が必要なくなれば、稼ぐ意欲も減るってなもんです。
でも、スマホも月5,000円くらいかかっているでしょうし、ゲームに課金してたらもっとでしょうから、それなりに趣味としての支出も大きいと思います。
今まで外で使っていたお金がスマホに向けられた感じですかね。
そういった体験型の遊び場はスマホの出現により衰退していく産業なのかもしれません。
そのうち、「スマホで時間を費やすのは人生の無駄!体験しないと」という人が増え、アウトドアの需要も増えるかもしれません。
それまではなかなか厳しそうですね。
でもこういうことは今始まったわけではなく、私のような中年のおじさんたちが小学生だったころ、ファミコンが流行したときにも危惧されていたのでしょう。
時代を彩る商品が出るたびに、遊びが変わるのはもちろんのこと、考え方も変わっていきますね。
あと10年後にはどんな社会になっているのやら。
でもね、いつの時代も変わらない究極の趣味がありますよ。
それは「勉強」です。
ピタゴラスやアルキメデスたちが数学に一生を捧げ、そういうのが2000年以上経ってもまだ謎は解明されず、人間を惑わし続ける学問。
ハマるには十分ですね。