- より集中する環境づくり
- 基礎学力の確立
これらを目的として、目的を達成するべく、下記の取り組みをしたいと思います。
詳しく見ていきましょう。
デジタル・デトックス
デジタル・デトックスとは、デジタル機器と距離を置くことでストレスを軽減することです。
その大切さは大人の方がわかっているかもしれませんね。
Lilyでは
1.タブレットは基本的にLilyに置いておく
2.スマホを持ってきたら、保管庫に置く
という2つを徹底したいと思います。
まず1つ目。
タブレットは勉強のときにも使います。
わからない問題は解説ビデオが用意してあるので、それを見るために使います。
しかし、手元にタブレットがあると、それ以外の用途にも使ってしまいます。
「わからないことをインターネットで検索する」ということです。
高校生以上になればそれも有益ですが、中学生にはまだ害の方が大きいです。
「調べるときは、教科書が基本。参考書もOK」
中学生の学習では「教科書や参考書にかかれていることはほぼすべて頭に入れておく」のが重要です。
ネット上の情報は知識が多すぎるし、タップ一つで検索できてしまうことが、知識を整理する弊害になっています。
例えば「御成敗式目」について調べる場合、教科書は索引を使って、それがどこに書いてあるのかを確認します。
その後そのページに行くわけですが、そのとき本の厚みにより「教科書の前半にかかれている」ということがわかります。
そうやって語を検索することを繰り返していくうちに「この用語は教科書のどのあたりに書かれているか」も蓄積されていき、おぼろげながらも時代の順番がわかってきます。
これは一つの本を何度も使うことでできる技です。
毎回、別の参考書を使っていては、どのへんに書いてあるかがつかめず、効率が落ちます。
以上のことから、一冊の教科書や参考書を決めて、検索するときは必ずそれを使うことが、時間短縮にも学力向上にも繋がります。
紙媒体の本を一冊決めてそれを使いこなすことを推奨していますが、その邪魔になってしまうのがタブレットなのです。
ということで、本当に必要なときだけ席に持っていくようにします。
デジタル・デトックスはもう一つあります。
それがスマホと距離を置くことです。
現在は完全に自由にしています。
勉強中に机にスマホを出すLilyっ子がいないため、特に注意することもないかなと思って、このまま来ました。
みんな、休憩時間になるとさっとバッグから取り出してスマホをいじります。
休憩時間の過ごし方なので、特に問題ありません。
でもこのままにすると「スキマ時間はすべてスマホで埋め尽くす」というのが癖になってしまいます。
そこで、ちょっと一工夫。
スマホを保管庫に置かせるようにします。
それをすることで「バッグから取り出せば5秒もかからないスマホとの距離を、保管庫まで歩いて取りに行くという20秒の距離」に変えられます。
たったそれだけと思うかもしれませんが、これが効果てきめんなのです。
これは毎年今の時期になるとやっていることですが、たった数歩歩くだけであっても「面倒だからいいや」とスマホを諦める子が出てくるのです。
タブレットにしろ、スマホにしろ、デジタルデバイスは物理的に距離のある場所に置く、ということを徹底したいと思います。
チェック&チェック
暗記モノを定着させるにはチェックが必要です。
覚えたつもりでもテストをしてみると全然できないという経験は誰にもあるでしょう。
原因は「アウトプット前提でインプットしていないから」です。
ノートに暗記練習をすること(ノートを埋めること)が目的となってしまっていて、頭に入れることがおろそかになっているケースが多いこと多いこと。
本末転倒とはまさにこのことです。
それを思い知らせるにはテストをすることが有効です。
極論を言えば、テストで点数が取れさえすれば暗記モノは練習する必要がないのです。
テストで合格できれば、単語練習する必要はありません。
逆に言えば、いくら単語練習をしてもテストで合格できなければ意味がないのです。
学校のワークも同じです。
ワークをやるだけでは意味がありません。
大切なのは中身を覚えることです。
そのチェックはやはりテストです。
ですので、テストをすれば習熟度がわかります。
10時間勉強して50点の子と、1時間勉強して100点の子がいたら、100点の子が評価されるのが現実です。
10時間勉強したからプラス5点なんて制度はありません。
解答用紙に書かれたことが全てです。
入試では解答用紙に書かれた答えを見て「あなたは我が校に入学する資格がある」と判断されるのです。
そこには「テストのために10時間勉強しました」なんて書く余地はないのです。
ということで、Lilyではチェックテストを中心に学習を進めます。
それが学力向上の最短ルートなのです。
以上を新しい取り組みとして、やっていきたいと思います。
去年もやってたけどね、今年としては新しい