日本人は漢字を捨てませんでした。
その先人の選択は、私はありがたいと思います。
漢字を書くのが面倒と思うことは多々ありますが、漢字はあった方が良いと思います。
話し言葉を書き取るだけなら、ひらがなで十分です。
しかし、ひらがなだけだと読みにくい文章になってしまいます。
かんじをまぜればあっとうてきにみじかいじかんで、そのいちぶんをよめるとおもいます。
漢字を混ぜれば圧倒的に短い時間で、その一文を読めると思います。
書くのは面倒でも、読むときには漢字があったほうが良いでしょう。
ひらがなで「こうしょう」と書いても、なんのことだかわからりません。
「交渉」「公証」「校章」「高匠」
漢字で書けば一目瞭然です。
「こうてい」も「校庭」「高低」「工程」「皇帝」「公邸」などなど。
漢字で書けば一発でわかります。
これが漢字を使わないとなると、その言葉を伝えるための補足説明が必要になります。
「校庭」も「がっこうのにわである”こうてい”」といったように、長い説明が必要になります。
ひらがなは誰にでも読めますが、意味を理解するには回りくどい感じがしますね。
ということで、漢字は「書くのは大変だけど、読み手にはありがたい」のです。
解答用紙にも漢字で書かれていると、採点者にはありがたいのです。
漢字はしっかり覚えましょう。
算数では小数や分数の計算ができていないと、その後の単元の習得にものすごく時間がかかると書きましたが、
漢字は国語だけに関わらず、あらゆる分野での習得時間に影響します。
日本国内で学ぶものは基本的に日本語で、漢字を使って書かれていますからね。
説明のための説明が必要にならないように、最低限、今まで習った漢字はすべて読み書きできるようにしておきましょう。