椅子にのけぞって足を組んで新聞を読んでいる上司が「おい、ちゃんと仕事やれよ」と部下に言います。
その上司は慕われていると思いますか?
思わないでしょう。
こういう言行不一致は相手を幻滅させます。
よって、嫌われることはあれど、好かれることはありません。
部下は、上司から何を言われても、聞く耳持たずになるのは明白でしょう。
相手に言うことを聞かせたければ「言うことを聞け」と威圧してはいけません。
言葉だけで動かそうとしても、なかなか動かないものです。
人は言葉よりも行動に心を打たれるのではないかなと思います。
部屋の掃除をしない相手に掃除をさせたいとき、「掃除して」という言葉では期待通りの結果は得られないでしょう。
まずは相手より先に自分が掃除することです。
目の前で掃除していれば、相手も刺激されて動きだします。
友人Y
俺はそれでも動かない
なんで?
掃除は俺の仕事じゃないから。役割分担さ
相手も納得してるならそれでいいさ
親がテレビを見てゲラゲラ笑いながら、子どもに「お前は勉強やれ」と言っても、反発されるだけでしょう。
自分はスマホをしょっちゅう触っているのに、子どもには「スマホは良くない」というのも同じです。
子は親を一番のお手本として育ちます。
そのお手本、合ってますか?
習字をするとき、お手本が間違っていたら、そのまま真似をしてしまいます。
習字でなくても同じです。
私も気をつけて生活したいと思います。