今日は9年生Bクラスの集団授業でした。
扱ったのは数学で、相似です。
この単元で非常によく出てくる問題を使って「こういう問題はこうやって考える」という考え方について学習しました。
線分ABがあります。
その中に2つの点、MとNがあります。
A-M-N-Bという順になりますね。
そのとき、AM:MN:NBの長さの比は?という問題です。
こういうときは一度に3本を求めずに、一度Mで切ってAM:MBを出します。
次にNで切ってAN:NBを出します。
そしてそれを見比べて、AM:MN:NBを求めます。
このとき、▢チームと△チームに分けて、それを◯く収めるためには…?といった風に教えます。
実際に授業を見せないと伝わらないね
比を扱うときに、その数字が比なのか長さなのかをはっきりさせるために、比の数字には◯や▢や△をつけて表すのです。
こうしたちょっとしたテクニックまで真似してほしいのですが、何も言われないと中学生は「2,3,5」という具合に、数字だけを書きます。
そして、時間が経つとその数字が何を表しているのかがわからなくなってしまいます。
結果、正答までたどり着くことができません。
「先生に教わるとわかりやすくて簡単に感じるのに、いざ自分一人で解こうとすると解けない」という経験を持っている人は多いと思います。
それはまだまだ再現力が足りないからです。
「なぜ◯を使って書いたのだろう」と考えながら聞いていたり、「あ、そうやって書けば勘違いが減るのか」と腑に落ちる経験があったりすれば、習得するのもより早くなります。
同じ説明を受けても差がついてしまうのは、こういった普段からの姿勢が違っているからです。
できるようになりたければ、できる人の考え方や行動を徹底的に真似ましょう。