暗記が捗る勉強法としてメモリーツリーという方法があります。
あるキーワードとそれに関連するキーワードを繋いでいく方法です。
以前は脳内を整理する方法ということでマインドマップという名前だったと思いますが、大学受験漫画のドラゴン桜でメモリーツリーとして紹介されました。
このメモリーツリーは有効だと思います。
教科書を写すより断然良いです。
理由としては「重要語句しか書かないから」と「関連づけをするから」です。
教科書を写す子の多くは、重要語句と一緒にその説明文を書きます。
でも、その説明文が頭に入るかというとなかなか難しいと思います。
それなら説明文を書く時間を、重要語句を繰り返し書く時間に充てた方が定着しやすいと思います。
そして、メモリーツリーだと嫌でも関連付けをするようになります。
「聖徳太子」と「小野妹子」の間には「遣隋使」というキーワードが入ります。
それぞれが関連しているので、「小野妹子」を答えさせる問題には「遣隋使」というキーワードが問題文に入っています。
その逆もまた然りです。
なので、語句をバラバラで覚えていても、関連付けがされていなければ頭の中から引っ張り出してこれません。
引き出しから出すには関連された語句との紐が必要なのです。
それを自然と身につくのがメモリーツリーです。
ただ、これはいきなり書けと言われても結構難しいものです。
でも、たぶん中学生のほぼ全員ができます。
なぜなら、私の子(7歳)がやっていたからです。
お見せしましょう。
「スマイル大さくせん」というのが真ん中に書いてあって、それに関連するキーワードが紐づけされています。
「スマイル大さくせん」から直接伸びているのが「りょうり」「そうじ」「いもうととあそぶ」です。
そしてさらに「りょうり」からは「レンジでちん」「おさらあらい」「おさらならべ」が紐づけされています。
このように「りょうり」と「レンジでちん」等は階層分けされていることがわかります。
「いもうととあそぶ」ー「おんがく」のところには「うた」ー「だんす」がありますが、ここはちょっと惜しいですね。
「うた」と「だんす」はおそらく同じ階層じゃないかと思います。
このままでも良さそうだけど
まあ、たしかに
妻によると、お風呂に出たあとに何かをひらめいたらしく、一心不乱に机に向かって書いていたということです。
ということで、大人の手を借りずとも、小学1年生でもできるのです。
だから中学生にもできるはず。
私もこうやって頭の中を整理することがあります。
覚えるためというより整理のためなので、渡しの場合はマインドマップと呼んだ方がしっくりきますね。
小春のもマインドマップだな
目的が違うだけで、マインドマップもメモリーツリーも作り方は同じです。
お試しあれ。