みんな全力は出さない主義

8時ちょうどの電車に絶対に乗らないといけない。

でも時間はあまりない。

そんなときは駅までの最短ルートを探して走るしかありません。

でも、8時10分の電車でいいや、と思ったら走る速度も遅くなるでしょう。

別に9時の電車でも問題ないやと思ったら、最短ルートを探すことも走ることも全くしなくなるでしょう。

でもこれは「諦めたらやらない」という例で書いたわけではありません。

「人間、そういう性質を持っているよ」という話です。

必要以上の力を出さず、温存するのが人間です。

人間というか、生き物全般に言えるでしょう。

全力を出すのは、全力を出さなけりゃいけない状況に陥ったときのみです。

本気で偏差値60の高校に行きたい受験生の偏差値は現在47。

これは、全力を出す状況にあたります。

8時ちょうどのあずさ2号に乗るためにも、最短ルートを探して最速で走り抜けなければなりません。

友人Y

あずさ2号って

SHIMIZU

「8時ちょうど」という響きを聞くと、そうなっちゃうよね

友人Y

「8時だよ!」なら

SHIMIZU

「全員集合!」

本気で偏差値60の高校に行きたい受験生の偏差値は現在57。

この場合は、全力を出す状況じゃないので、それなりにやります。

皆みんな「全力は出さない主義」なのです。

全力を出しちゃうと偏差値68とかまであがってしまって、行きたい高校の一つ二つレベルが上の高校に行きなさいって言われてしまいますからね。

志望校偏差値の射程圏内に入ったら、全力じゃなくなるのです。

ずっと全力の状態をキープしたいなら、上の志望校に変えましょう。

もしくは、勉強を好きになりましょう。

友人Y

どっちも難しくない?

それであれば「全力にならない状態」であっても良しとするしかありません。

8時ちょうどの電車に余裕で間に合うのに、ホームまで全速力で駆け抜ける人がいたら周りにも迷惑をかけてしまいますからね。

8時ちょうどの電車に間に合うのであれば、余裕しゃくしゃくと歩いていてもそれが正しい姿なのです。

間に合う人に向かって「何歩いてんだ!」と言う方が変でしょう?

ということで、間に合うのであれば、全力にならない状態でも全然構いません。

それが嫌なら、先程の二つのどちらかを。

友人Y

俺は常に全力を出したくない

SHIMIZU

それもまた人間

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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