色がつくのとつかないの

最近、3歳になった娘が私にクレヨンを渡すとき、好きな色を聞いてきます。

そのとき必ず「どんないろ~がすき?」という童謡のメロディで聞いてくるのがかわいらしいです。

その調子に合わせて「あか」や「きいろ」と答えているのですが……

ふと、なぜ「きいろ」だけ「色」という言葉をつけているのか疑問に思いました。

赤や青は、赤色や青色と言わないのに、黄色だけは黄色と言います。

友人Y

「き」の一文字じゃわかりにくいからじゃね?

SHIMIZU

最初はそう思った

友人Y

違うの?

「色」をつけて答えるのが「黄色」だけなら、「一文字を避ける」という理由で良さそうですが、考えてみると他にも色をつけて呼んでいるものがあります。

それは

水色

灰色

だいだい色

はだ色(今はこの呼び方はなくなり、うすだいだいやパールオレンジになってます)

これらを並べて、気づきました。

「色」を取ると、別の物質になってしまうものなのです。

水色の色を取ると、水。

「どんな色がすき?」「水」では、なんか変な受け答えをしているように感じますよね。

友人Y

確かに

黄色は「き」で、漢字は違いますが「木」という物質があります。

SHIMIZU

発音されたら「黄」か「木」かわからないもんね

灰、だいだい、肌、やっぱり別の物質になってますね。

物質の名前ではなく、色の名前だと解かるように、これらの色には「色」がついているのでしょう。

「おうどいろ」も考えてみたら「黄土色」ですからね。

黄土という物質と混同しないように、「色」をつけるのでしょう。

「色」がついていないのは、「赤」「青」「緑」などそれ単体では物質名にならないものです。

これが正解かはわかりませんが、自分では納得できたので、子供たちに「なんで赤や青も色なのに、呼ぶときに赤色、青色って言わないの?」と聞かれても答えれそうです。

この記事を気に入ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

目次