計算の工夫

今日は日曜日。

朝から開校しています。

午前中は3年生に混じって2年生の姿もありました。

2年生の4割が今日の午前中に来ました。

それにしても2年生達、お昼はまたぐわ、最後までやっていくわ、なんかすごいんですけど。

3年生より長い時間勉強してました。

話は変わって、問題です。

∠xは何度でしょうか？

もちろん答えは86°です。

一直線の180°から94°を引けば簡単に求められますね。

それは中学生も皆分かっています。

よって、皆、180－94＝86　とするのです。

そして、この計算をするときに筆算をするのです。

でも、この時もっと簡単な計算があります。

引き算を足し算にするのは以前にも記事にしましたね。

180－94＝86　ではなく

180＝94＋86　で考えるというものです。

ただ、これも今回はちょっと難しいです。

では、どうするかというと……

90－4＝86　です。

なんで？

もし、線が垂直になっているのであれば、左の角と右の角はどちらも90°ですよね。

でも、今回は線が垂直ではありません。

ちょっと左に傾いています。

右の角がちょっと左に侵略しています。

具体的には、右の角は左に4°侵略しているので、90＋4＝94　になっているわけです。

逆に言えば、左の角は4°侵略されているので、90－4＝86　となるわけです。

こんな風に「垂直の線だったら、90°と90°で分けられる」ということが頭に入っていれば、そこから少し左右にずらせば良いだけのことです。

これなら180°から引かなくても、90°から引けば良いだけ。

3桁からの引き算より、2桁からの引き算の方が簡単ですよね。

こんなふうな工夫をすると、計算を速く正確にできます。

毎回筆算するよりも「もっと簡単に求められる工夫はないか」と考える心を持っていきましょう。