どんな誉め言葉にも惑わされない人間でも、自分の話に心を奪われた聞き手には惑わされるものである。
ジャック・ウッドフォード
中学生の前で授業をするようになって15年。
ジャック・ウッドフォードさんの言葉が身に染みます。
ジャックさんとやらはどこの国の人で、どんな人なのかは存じ上げませんけれど。
コロナ禍で、聴衆の声出しが禁止されたミュージシャンは、さぞライブをしづらかったろうなと思います。
コンサートでも、野球やサッカーなどのスポーツでも、「お客さんと一体となって良いイベントを作る」というのがあるでしょう。
片方だけじゃ駄目なのです。
お客さんが2人だろうと2万人だろうと、本質は同じです。
一塾講師の一授業も、いわばライブなのです。
自分の話を表情豊かにウンウンと反応しながら聞かれると、ついつい余計なことまで言ってしまいそうになります。
学生時代、「あの先生を乗せると雑談が多くなるから面白い」なんていう経験もありました。
先生を乗せるのは紛れもなくその場にいる生徒たちです。
当時の先生は、楽しかったんだろうなと推測します。
そんな楽しさが、私にも今日訪れました。
やっぱり授業はいいですね。
成績を上げるには、演習をたくさんさせるのが一番だと思います。
でも、授業も大切なのです。
”自分の話に心を奪われた聞き手”が現れるよう、私もスキルアップを怠らないようにしたいと思います。