12という数字は社会においてよく出てきます。
一番身近なのは時計ですね。
10進数に慣れた私達は、数えるときに10個の塊があると数えやすく感じます。
もう少し細かくするなら5個でひとかたまり。
例えば学級委員を決めるときに、黒板に書くのは「正」の字ですね。
正がひとつで5票、ふたつで10票と、数えやすいです。
しかも、これをすると「正」の書き順も確認できていいですね。
漢字を使わない国ではそういうときは
1つ目は縦線1本
2つ目は縦線2本
3つ目は縦線3本
4つ目は縦線4本
と書いて、5つ目で、今まで書いた4本線を横切るように斜め線を一本引くそうです。
その束の数に5をかけて総数を出す、と。
私は日本人なので正の字を書いてしまうと思いますが、海外の方がわかりやすいと思います。
いずれにせよ、5つの塊を作っているのですね。
そんな感じで、十進数で生きていると5と10の塊は比較的理解し易いのです。
そんな中、1ダースは12のかたまりです。
なんか中途半端な感じがしますよね。
でも、この1ダースの12という数字は結構すごいのです。
例えば1ダースの鉛筆があるとします。
それを兄弟で分けます。
2人兄弟…6本ずつ
3人兄弟…4本ずつ
4人兄弟…3本ずつ
5人兄弟…2本ずつ分けて2本あまり
6人兄弟…2本ずつ
7人兄弟…1本ずつ分けて5本あまり
8人兄弟…1本ずつ分けて4本あまり
9人兄弟…1本ずつ分けて3本あまり
10人兄弟…1本ずつ分けて2本あまり
11人兄弟…1本ずつ分けて1本あまり
12人兄弟…1本ずつ
となります。
ここ日本では6人兄弟より多い家庭は稀でしょう。今のおじいちゃん世代なら結構いると思いますが、今の子育て世代にはかなり珍しいと思います。
なので、多くても6人兄弟までと考えると、5人兄弟以外は1ダースをきれいに分けられるのです。
なんでこの話になったかというと、ロールパンが1袋5個入になっていたからです。
今までは6個入だったので2人の姉妹で3つずつに分けていましたが、分けられなくなったことで5個入に変わったと気づいたのでした。
原料費が高くなったことによるステルス値上げというやつでしょう。
知ってるぞ。値段はそのままで、中身を少なくするというやつだな
6個なら2人兄弟でも3人兄弟分けられます。
でも5個は兄弟がいないか、5人兄弟にしか分けられないのです。
6個入のロールパン、復活してほしいです。
きみんちで、5個入の分け方はどうするの?
子供達が2つずつ分けて、残りの1つは母親
うちは5人家族だから、ぴったりだな
結局、分けられたからいいんですけどね。
1ダースはすごい、というお話でした。