「あ」いきなり最難関

こんにちは!講師の清水です。

今日は休校日なのでプライベートな記事です。

中学生の教科書を見ていると、「学ぶ順番がよく練られているな」と感じます。

前に学んだ知識を使って、次の単元に挑む。

そうやって少しずつ難しくしていく。

その過程が実に見事です。

小学生の四則もそうです。

まずは足し算。

次に引き算。

そして掛け算。

最後に割り算。

引き算を習う前には足し算を、割り算を習う前には掛け算を習得しておかないとスムーズにできません。

実際に78÷9なんて問題を出されたならば、頭の中で「9×8=72」をして「あまり6」と出します。

割り算をするときに掛け算が出てくるのです。

そんな見事な「学ぶ順番」ですが、もっとさかのぼって「小学1年生」か「年長さん」あたりまでいくと、「この順番は厳しいな」と思うものがでてきます。

それは「ひらがな」です。

五十音順で最初の文字は「あ」ですね。

この「あ」が実に難しい。

ひらがなの中で最難関と言ってもいいと思います。

ひらがなを書く練習をするとき、最初にラスボスがでてくるのです。

でも、最初は「し」のような一筆で書けるものがいいですよね。

そう思ってたら、娘の保育園で、初めての習字では「つ」の練習をしていました。

さすが、学ぶ順番をわかっていらっしゃいます。

ひらがなを練習するなら

1「つ」「し」といった一筆のもの

2「い」「う」「に」などの一筆ではないものの、重なったり、丸まったりしないもの

とやっていって、最後に「あ」「お」「ぬ」をやるのが良いでしょう。

「つくし」なんて最初に習うのに理想的な単語ですね。

それなのに、五十音順では最初に「あ」。

まあ大人になると、そんなひらがなを覚えたての頃の記憶なんてありませんし、いつのまにか書けるようになってたので、特に問題はありませんけれど。

以上、娘にひらがなの書き写しをさせてて思ったことでした。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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