5歳の娘、小春はスティックボードを練習中です。
スティックボードはこちら。
まだ体重が軽いので、自走するにはちょっと無理があります。
以前はボードの上に立つことさえできなかったのに、昨日は一人でボードに乗れ、ちょっと押してあげればスーッと進めるようになりました。
「子供は運動神経がいいねぇ」
「子供は飲み込みが早いねぇ」
と、おばーは感心します。
もちろん、小春本人の能力もあると思いますが、私の教え方のスキルが高いともいえます。
自分でよく言うね
事実だから仕方ない
と言っても、私も教え方を自分で編み出したわけではなく、いろんなYouTuberの動画を見て、自分もやってみて、一番しっくり来たやり方を小春に伝えているだけです。
人に教えるには、感覚では伝わりません。
「ぴょんって乗って、ぐーってやって、ぱぱーっとやればいい」なんて言っても、まったくわからないでしょう。
人に教えるには、体の動きを分析して、言語化する必要があります。
それがうまく出来てる人の話はわかりやすく、その通りにやるとうまくできるのです。
自転車の練習も同じです。
自転車に乗るのが難しいのは「バランスをとること」「ペダルを漕ぐこと」という2つの作業を同時にやらないといけないからです。
でも、これを一つずつやればそこまで難しくありません。
まずはバランスをとることから。
この練習にはペダルは必要ありません。
むしろ邪魔です。
だから最初はペダルのない自転車で練習するのが良いのです。
今の時代はストライダーといった乗り物があります。
これで練習すればバランスをとるのはバッチリです。
そしてバランスが取れるようになったら、次はペダルを漕ぐことです。
でも、止まった状態からペダルを漕ぐのは難しいので、最初は押してあげて、進みながらバランスをとった状態でペダルを漕がせます。
それらができるようになったら、いよいよ最初からペダルで漕ぐ練習です。
このように、教え方にも上手い下手があり、上手い教え方の人に習えば、それほど苦労せずにできるようになります。
私の幼少時代はストライダーなんてありませんでしたし、親も教え方を知らなかったので、「何度もやればできる」「皆失敗して、それを乗り越えて自転車に乗れるようになる」という根性論で教えられました。
実際に何度も転んで泣きながら、ようやく自転車に乗れるようになったものです。
結果的に、自転車に乗れているので別にその過程は気にしないのですが、今になって思うのは「正しい順番で教えられたほうが習得が早い」ということです。
考えてみたら、勉強はまさにその順番がこだわり抜かれていることがわかります。
算数も足し算を習ってから出ないと掛け算の概念がわかりませんし、掛け算を習わないと割り算ができません。
数学の一次方程式→比例・反比例→連立方程式→1次関数→平方根→2次関数という一連の流れも見事です。
勉強は教科書通りの順番でやるに限りますね。
途中でわからなくなったら、最初からやり直しましょう。