くろかけ

3月になり、田んぼの仕事が始まります。

そういえば2月は28日しかないし、うるう年に追加される1日も2月。

友人Y

今年は2月29日ないよね?

SHIMIZU

うるう年じゃないからね

ここで疑問に思いませんか?

友人Y

何を?

なんで2月だけ28日なのか、なぜ2月に調整日があるのか、なぜ12月じゃないのか?

友人Y

言われてみれば

普通、1年に1日を追加するとしたら最後の月に追加するでしょう。

友人Y

たしかに

1年の最後の月といえば?

友人Y

12月でしょ

12月ですよね。

それなのにうるう年は12月32日にはならずに、2月29日になる。

私はここに疑問を抱きました。

友人Y

確かに変だね

実は、昔むかしは暦は現在の3月がスタートだったのです。

なぜなら3月は農耕がスタートする季節。

そこから暦も始まったというわけです。

友人Y

じゃあ、9月くらいまでしかなかったのかな

SHIMIZU

当時はそうだったんじゃないかな

種まきしてから何日後に稲刈りをするみたいに把握するために、暦が必要だったのでしょう。

逆に言えば暦が必要ない時期はなかったのかもしれません。

暦は農耕に密接に繋がっているのです。

友人Y

言われてみれば狩猟なら暦はいらなそうだもんね

3月がスタートだとすると、終わりは2月になります。

なので、「うるう年は最終月に1日追加して調整する」というのは、2月29日の1日で合っているのです。

友人Y

ほえー

そんな2月が過ぎ3月になりました。

我が家でも農耕スタートです。

まずはくろかけ。

田んぼと田んぼの仕切りにビニールをかける作業です。

小さな田んぼは効率悪いので、仕切りをなくして大きくしてしまえばいいと思っている私には無駄な作業に思えますが、現状そうなってしまっているので仕方ありません。

戦後のGHQの農地改革を未だに引きずっているからです。

戦後80年近く経つのだから、今生きている自分たちがやりやすいように変えていってもいいと思うんですけれどねぇ。

こんな私はさておき、娘の小春は農業が好きなようです。

農業というか、お手伝いならなんでもって感じですね。

遊びに行くより、田んぼでおじーのお手伝いをしたいと言って、長靴をはいて田んぼに行きました。

小春が行くと日和も真似してついていきます。

みんな揃ってくろかけ。

SHIMIZU

効率が悪くとも、こういうのも悪くはないかな

今年も実りある一年でありますように。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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