英語で大事なのはアクセント。
むしろ、発音よりアクセントのが大事。
そんな話を高校時代に英語の教師から聞いたのを覚えています。
その先生いわく、アメリカでアイスのバニラを注文するときに、日本語のアクセントで「バニラ」と言っても全然通じなかったそうです。
バニラは”二”にアクセントあるよ
バニーラ
そうそうそんな感じ
英語圏というか、アルファベットを使う圏内では「バ・二・ラ」と母音を一つずつ入れるのが慣れていないようです。
そういう単語を言うときは、真ん中にアクセントが来ます。
そういえばイタリアのセリエAに中田英寿選手が行ったときも「ナカータ」って呼ばれてましたもんね。
日本語ではピアノは「ピアノ」ですけれど、英語だと「ピアーノ」ってなりますし。
高校生のときは「ふーん、そんなもんかなー」と聞いていたのですが、子育てしてアクセントの重要性がわかりました。
2歳くらいの子が何かを言うとき、はっきりと喋れません。
でも、アクセントは周りがしゃべっているものと同じなのです。
ちょうど日和がそれくらいなのですが、日和は「抱っこ」とは言えず「あっこ」と言います。
でも、抱っこのアクセントで言うので伝わります。
「食べる」とは言えなくても「たえうー」と言うのでわかります。
アクセントで判断していることに気づきます。
大人だって、口にものを入れた状態で口に出せなくても「しょうゆ取って」のアクセント(この場合はイントネーション)なら、その場の状況次第で伝わります。
車を誘導するとき「オーライ、オーライ」と言わなくても、そのアクセントで「号外、号外」って言ったって伝わるでしょう。
そう考えると冒頭のバニラも「あいーあ」と言えば伝わるかもしれません。
2才児は母音多めでしゃべりますが、それでも伝わるのでたぶん行けると思います。
ホントかなーと思う人は、ぜひ海外に行って、もしくは外国人と話して確認してみてください。
案外、こんな話から英語に興味を持って、英語の勉強をし始める生徒もいるので、雑談も馬鹿にできません。
君は高校時代、その話を聞いて英語に興味を持ったの?
全く
やれやれ
幼児が言葉を覚えるときアクセントから覚えているので、語学を勉強するときはアクセントをしっかり学ぶのは大切だと思います。
中学生の皆さんは、単語を覚えるときはアクセントの位置も必ず覚えて、口に出して身につけましょうね。