暗記の仕方は人それぞれ

昨日、2年生の集団授業時に抜き打ち英単語テストをやってみました。

問題は英語→日本語15問、日本語→英語15問です。

すると、ことごとく惨敗する2年生達。

範囲は、つい最近学校で習ったUnit3、Unit4なんですけれど……。

そこで15分の時間を与えて、その間で暗記してもらいました。

いつもはランダムで問題が出てきますが、今回は全く同じ問題で再テストと言ってあります。

さあ、15分の暗記が始まりました。

すると、暗記の仕方も人によって変わります。

1.解答を隠して、問題を頭の中で解く

2.解答だけを目で確認する

3.間違えた英単語をひたすら書く

1や2より3のが良いと言えます。

その理由は「チェックできるから」です。

脳内はチェックできませんが、紙に何かが書かれていればチェックできます。

覚えたかどうかも一目瞭然です。

でも、脳内にしかないのなら「覚えた」と言われてもそれを確かめようがありません。

だから、筆記テストがあるわけですね。

暗記するときは五感をフルに使った方が良いです。

なので、おすすめは上記のどれでもなく

「手で書いて、それを口で声にして、耳で聞いて、目で見る」です。

”書く”とどうしても”見る”がセットになってきます。

見なきゃ書けませんからね。

見るだけだと目しか使いませんが、書くだと手と目を使います。

そんなふうに体のいろんな部分を使ったほうが記憶に残りやすいです。

でも、それは同時にめんどくさくて疲れる作業でもあります。

このめんどくさいに負けてしまう人は、面倒な作業を避ける傾向にあります。

そして暗記量も減っていってしまいます。

私が今から新たな単語を100個覚えろと言われたら、ひたすら書くかもしれませんが、アプリを使っちゃうかもしれません。

でも、それでもいいんです。

なぜなら「満点が正義」だからです。

正しい暗記の仕方があるのではなく、満点をとったやり方が正しかったということです。

その正しいやり方は、人によって違います。

目で眺めるだけでも満点が取れれば、その人にとってはその方法が正しい暗記の仕方となります。

逆に言えば、いくら効率的な、一見正しそうに見える暗記の仕方をしても、テストで0点なら意味がありません。

「正しい勉強をしました」と主張されても「じゃあなんで0点なんだ?」と言い返されるでしょう。

筋トレもダイエットも、速く走る方法も、ピアノの上達方法も、みんな人それぞれ違っていいのです。

「結果がともなっていれば」という条件が付きますけれど。

ということで、結果主義でいきましょう。

いくら自学ノートを埋めても、テストの点数が上がらなければ意味がありません。

目的を見誤らないようにするために「結果を出した方法が正解」というスタンスでいきましょう。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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