数学中級者がおちいる罠

昨日は3年生の茨城統一テストの日でした。

試験監督をしながら私も一緒に解くのですが、今回は数学だけ。

友人Y

なんで?

SHIMIZU

忙しかった

友人Y

忙しいを理由にする人は駄目な人って言ってなかった?

SHIMIZU

過去の自分が憎い

数学の難易度はいつも通りだったと思います。

が、私はミスをしまくり。

どんなのかというと、確率の問題で「4の倍数になる回数」と言っているのに「4になる回数」を求めてしまったり、座標を勘違いしたり……。

一言でいうと「あー、こういうパターンの問題ね」といって、先入観を持ってササッと取り掛かってしまったため、思い込んだまま解いていたのです。

答えが分数になったので、怪しいとは思ったんですが……。

今回の私がハマった罠は、まさしく「中級者がおちいる罠」でした。

ある程度問題をこなして、知ったふうな態度で「あー、これね。はいはい」と言って取り掛かって撃沈するパターン。

中級者がおちいる罠がもうひとつあります。

それは「もうちょっとで解けそう幻想」です。

数学が苦手な人は後半の大問では(1)だけを解いて(2)を早々に諦める傾向があります。

でも数学が好きな人は果敢に(2)に挑戦します。

しかし、難しいので5分かかっても解けません。

でも、あとちょっとで解けそうな気もして、なかなか次の問題に移れません。

そうやって時間を消費してしまい、その後の解ける問題を逃したり、見直しせずに終了したりしてしまうのです。

上級者になれば、自分の実力も問題のレベルもわかるので「これは今手を出すべきではない。時間が余ったときに挑戦しよう」というふうになるのですが、中級者にはまだそれができません。

「思い込んでしまい、問題文をよく読まない」

「難問を後回しにせず時間を浪費してしまう」

これが中級者がおちいる2つの罠です。

友人Y

これにハマったということは君も中級者

SHIMIZU

上級者への道のりは遠い……

皆さんも、罠にはくれぐれもご注意を!

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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