なぐり書き

小学生達がものすごい勢いでプリントを解いています。

本来Lilyの春期講習には小学生の授業はありません。

それでも春休み中に塾に行きたいという場合は参加を認めています。

そんな小学生達ですが、プリントを速く進めたいのか、面倒くさいのか、皆字が雑です。

そこで「読めなかったらバツ」としていますが、なかなか直りません。

その小学生達の中に私の娘も入っていますが、こちらも例外ではありません。

娘には鉛筆の持ち方を何度も注意していますが、なかなか直りません。

SHIMIZU

最近ようやく正しく持つ回数が増えてきた

字を丁寧に書かなければいけないのはなぜか。

それは「人に読んでもらうから」です。

自分以外の誰かに、自分の声は届かなくとも自分の想いを伝えることができるのは文字があるからです。

最初は「この先、立ち入ったら危険だよ」等を伝えるために、文字が生まれたんじゃないかと思います。

その時代は文字が読めないと死ぬという環境があったかもしれませんね。

まあ、今もその可能性はありますね。

薬品の文字を読めずに、のどが渇いたからといって硫酸でも口に入れてしまったら……。

教育の大事さがわかります。

現在ではそういう注意喚起ももちろんですが「伝える」に重きを置いているのではないかと思います。

伝えたい気持ちがあるから文字にするのです。

伝えるには、相手が必要です。

さらに、その相手が文字が読めなくてはいけません。

その相手が文字を読み取れなければ、どんなに素敵なことが書いてあっても、一行も理解できませんからね。

急いで慌ててなぐり書きをして。

「ミホ」さんが「シホ」さんになってしまうとさあ大変。

名前の間違いは重大なミスに繋がります。

入試だったら別の人が合格してしまうかもしれませんし、産婦人科なら赤ちゃんの取り違えが起こってしまうかもしれません。

自然と健康を科学する「ツムラ」も「シムラ」と読まれてしまってはバカ殿様をイメージしてしまうかもしれません。

友人Y

今の子って、バカ殿のイメージあるのか?

では、こういうなぐり書きの癖はいつ直るのか……。

何も手を打たなければ「社会人になって上司や先輩に怒られてから」じゃないかと思います。

10個発注するところを雑な字のせいで76個発注してしまって怒られる、とか。

取引先から「見積書の字が読めない」とクレームが来て怒られる、とか。

友人Y

怒られないと直らないのか

SHIMIZU

怒られる前に直せる人って少ないんじゃないかな

友人Y

俺も怒られないから直す気ないしなぁ

SHIMIZU

直しなよ

自分が読むためのメモならなぐり書きでもOKです。

自分がわかればいいんですから。

でも、自分以外の誰かに見せる書類は丁寧な字で書きましょう。

それが上手でなくてもいいんです。

丁寧であることが大切です。

丁寧に書くには時間がかかります。

それを面倒くさがらず、ちゃんとやる。

できれば小さいうちからつけたい所作ですね。

なぐり書きになってしまうのは「頭の回転に字を書くスピードがおいつかないから」だと思います。

日本語の文章を書くとわかりますが、頭で考える方が文字を書くより遥かに速いと思います。

漢字は画数が多いため、時間がかかりますからね。

頭の回転が速いことは悪いことではなく、むしろ良いことです。

だからといってなぐり書きはOKとは言えません。

誰かに見せるプリントであれば、その誰かが読める字でなければなりません。

自分の頭の回転の速さを見せつけるためのものではないのです。

相手に自分の頭の中を「伝える」ことができていなければ意味がないのです。

言い換えると「思いやり」になりますね。

受け取った相手がすらすら読めるように、字を丁寧に書くという思いやり。

こういう部分を大切にしていれば、自ずと字は丁寧になると思います。

鉛筆を持つときは思いやりももって、字を書きましょう。

友人Y

うまいこと言ったって思ってるな?

SHIMIZU

さ、我が家も娘たちのしつけを頑張るか

友人Y

君んちは特に、なぐり書きしないようにね

SHIMIZU

なんでうちは特に?

友人Y

シミズがミミズになっちゃうからね

SHIMIZU

たしかに。気をつけよう

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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