勉強はいつでもできる。
明日も今日と同じような一日だ。
今日できるけど、明日やろう。
「明日がある」というのは当然だと思っていたけれど、そうじゃないかもしれないと思ったのは東日本大震災のとき。
電気も止まり、これからの生活が見えない状況。
そんな中では勉強も手につかないでしょう。
東日本大震災は入試も終わり、合格発表の翌日でした。
なので勉強できない心配は一番少ない時期だったといえます。
大きな地震が来なくても、小さなウイルスが体内に入り込んでくることだってあります。
インフルエンザやマイコプラズマにかかったら、しばらくの間勉強なんてできないでしょう。
勉強は健康があってこそです。
頼みの綱にしていた明日が、突然何かに奪われることもあるでしょう。
どんなに自分が気をつけていたって、親戚のおじさんが亡くなったりしたら、その日は勉強なんてしていられません。
つまり「明日勉強できる」というのは確実ではないのです。
後回しにすればするほど、できない可能性が増えていきます。
いつやるのがベストかと言ったら、やっぱり今日、そして今なんですね。
元気なときにやるのが一番です。
そして、元気なときというのは思いの外短いものです。
私の娘達を見ていても「咳もでない、鼻水もでない」という時期が1ヶ月続いたら凄いなという感じがします。
それくらいしょっちゅう、風邪をひきます。
うちの子達はそれでも風邪などが少ない方だと思います。
学校や保育園を休むことなんてそうそうありませんし。
さらに怪我もいれると、本当に元気で健康な時間というのは限られていると思います。
そう考えると「できるときにやっておかないと」という思考になってきますよね。
時間が限られていないと本気になれません。
中学生は特に時間は無限にあると考えているでしょう。
いや、そもそも「残された時間」なんていうことを考えたことすらないかもしれません。
あるのが当たり前すぎて、なくなってからでないと気付けない。
こういったものが結構たくさんあります。
なくなる前に気づいて「やれるだけやった」と胸を張れるように頑張りましょう。
「一年の大切さを知るには」
一年の大切さを知るには
落第した学生に聞くとよいでしょう
1ヶ月の大切さを知るには
未熟児を生んだ母親に 聞くとよいでしょう
1時間の大切さを知るには
待ち合わせをしている恋人に聞くとよいでしょう
1分の大切さを知るには
電車に乗り遅れた人にきくとよいでしょう
1秒の大切さを知るには
たった今、事故を避けることが出来た人に
聞くとよいでしょう
10分の1秒の大切さを知るには
オリンピックで銀メダルで終わった人に
聞くとよいでしょう
だから、あなたの一瞬一瞬を大切にしましょう
そして、あなたはその時を大切な誰かと
過しているのなら、十分に大事にしましょう
その人は、あなたの時間を使うのに
十分にふさわしい人でしょうから。
そして、時間は誰も待ってくれないと
言う事を覚えましょう。
昨日は、もう過ぎ去ってしまいました。
明日は、まだ分からないものです。
今日は、与えられるものです。
だから、英語では 今を 「present」と呼びます。