お手本を示す前にすべきこと

昨日の記事では、子どものお手本としての親の行動について書きました。

そんなこともあり、私も小学1年生の娘が帰ってきてからの自分の行動を気をつけました。

いつもは「帰ってきたら宿題をやっちゃいな」「宿題やるときはテレビを消して」と言うだけです。

でも、そう言わず私も教科書とノートを広げて、一緒に机に向かってみました。

で、実際にうまくいったかというと、うまくいきませんでした。

テレビを見ながらやっていたので「テレビを消して。そうしないとできないでしょ」と言ったら「テレビがついてないとできない」と言い返してきました。

そこで私は「じゃあ、そのままやってみな」と言って、私は自分の勉強をしはじめました。

その姿を見て、娘もテレビを消してやり始めることを期待していたのですが、一向にテレビを消そうとしません。

計算ドリルもほとんど進みません。

おそらく、眠かったんだと思います。

眠いときはぐずるのが子どもです。

あれやこれやと理由をつけて、宿題の手を動かしません。

親がお手本となっても効果がありません。

一度少し昼寝して、眠気がなくならなくては先に進めないのです。

結局、テレビを強制的に消しました。

でも、手を動かしません。

「わからない」と言い張ります。

それでもなんとかぐずって泣きながら終わらせました。

今日わかったこと。

「親がお手本となって見せても、子どもの準備ができていないと効果なし」

今回の場合は「眠気をなくす」という準備が足りなかったのですね。

一番最初にすべきことはお手本を示すことではなく「環境を整えること」だと思います。

考えてみれば、自分がものすごくお腹が痛いときに、いくらお手本を示されても「そんなことよりまず腹痛をなんとかしてほしい」と思いますもんね。

心も体も健康な状況でないと、お手本から学ぶことはおろおか、お手本を見ることすらままならないでしょう。

「親がお手本を示しているのに、ちっとも改善しない」と嘆く前に、環境を整えられているかをチェックしてみると良いと思います。

私の子育てもまだまだ続きます。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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