不安のふるさとは心です。
心が不安という感情を生みます。
が、そこには原因があります。
たいていは、その原因は外にあると考えてしまいます。
でも、果たしてそうでしょうか。
例えば、会社をクビになったら不安になります。
でも、クビになったことで「開放された!」とか「他の仕事ができるチャンス!」と前向きに捉える人だっているはずです。
そういう人にとっては会社をクビになったという事実は、不安の原因にはなりません。
不安は自分で生み出しているということです。
また、不安を生み出しやすい状況があります。
それは「動いていないとき」です。
動いていないときほど、不安に駆られます。
立ち止まるから不安になるのです。
お金がなくて不安な人は、何もせずに「お金がなくてどうしよう」と考えてばかりなんてことがあります。
でもそんなことを考えてもお金は増えません。
残業を増やすなり、バイトをするなり、何か行動を起こさなければ不安の原因は解消されません。
点数が上がらなくて不安。
入試までに間に合うか不安。
そんなことを考える前に、まずは目の前の計算問題を解きましょう。
一問一答でもいいです。
英単語を覚えるのだっていいです。
とにかく手を動かしなさいということです。
不安を解消するには勉強するしかないのです。
立ち止まって考えていたら、余計不安になるだけです。
不安があるからといって悲観することはありません。
不安は「手を動かすための原動力」として、うまく力に変えればいいのです。
不安がなく楽観的な人は、そこが弱い部分でもあります。
なので不安を抱くことは、将来のために準備するという行動に繋がりやすいので、悪い事ではありません。
ただ、動かずにずっと「不安だ」と言っているだけではダメ、ということです。
今はみな、受験勉強に本腰を入れ始めたところだと思います。
でもすぐには点数となって表れてこないでしょう。
そのとき不安に駆られると思いますが、そんなときは「やるしかない」と覚悟を決めて、ひたすら手を動かしましょう。
もちろん頭も動かしてね