受験に勝つ人

午前中は勉強するのにうってつけの時間。

夜は、一日過ごした脳が情報でパンパンになっている状態。

その状態でさらにものを覚えようと思ってもなかなかできません。

一度寝て、いる情報といらない情報を整理して、いらない情報を捨てる。

この作業中に夢を見ると言われています。

友人Y

まあ、そんな気がする

一晩寝て、起きた朝は脳もすっきり。

その状態で勉強すれば、夜に解けない問題だって解けたりします。

でも普段の塾は学校が終わってからしか授業ができないので、勉強のゴールデンタイムには勉強できないのが残念です。

でも、今日は違います。

日曜日なので、塾でも勉強できるのです。

といっても、Lilyの場合は入試過去問演習講座の受講者のみ、ですけれど。

SHIMIZU

9年生が多いため、全学年に教室開放はできませんのであしからず

そんな日曜日の午前中。

集中して4時間の勉強。

これを18回やれば、72時間。

おそらく大半の中学生は日曜日の午前中に勉強していません。

なので差のつけどころです。

でも、全部で72時間といっても「丸3日分」です。

たった3日分しかリードできません。

この3日分を大きいと見るか、小さいと見るか。

私は大きいと見ます。

「明日が入試」の、入試前日になったときに実感するでしょう。

「あと3日あれば」と思うはずです。

さらに、実際に丸3日勉強してみてください。

どだい無理な話です。

睡眠や休憩なしでの72時間は無理。

一日に勉強できる時間は、最長で12時間だとしても6日分です。

大学受験生であっても一日12時間は相当厳しいはずです。

中学生であれば一日6時間できれば、ものすごく勉強したとなるでしょう。

そうすると、72時間は12日分の差です。

今は気づかない差でも、入試直前になれば12日がどれだけ貴重かがわかると思います。

一日500円ずつ貯金すれば、一ヶ月で1万5,000円、一年で18万円貯まります。

でも、毎日の貯金を意識せずに、12月31日に「今年の分の貯金は18万円です。今日中に貯金してください」と言われても無理ですよね。

それだけ、毎日コンスタントにやることは偉大だということです。

塵も積もれば山となる

昔の人はうまいこと言ったものです。

ということで、午前中の勉強ゴールデンタイムを制しましょう。

友人Y

だったら土曜日も午前中からやればいいじゃん

SHIMIZU

それをやっちゃうと「休みがない」となって、体が持たないから駄目

土曜日も学校がないので午前中から塾で勉強できると思うかもしれませんが、一週間毎日朝6時台に起きる生活は疲れの抜きどころがなくなってしまいます。

肉体的にも精神的にも、そんな厳しい状況に置かれれば、一ヶ月で音を上げるでしょう。

そうすると「ここまで大変な思いをしてまで、行きたい高校なんてない!」となって投げ出すのがオチ。

丸3日分を一気に勉強できない理由にも通じます。

突然、72時間の勉強を強要されれば、逃げたくなるのが当然の心理です。

結局、コンスタントに勉強している人が勝つのが受験。

私はそれが正しいと思いますし、コンスタントに勉強できていなければ合格させるべきではないと思います。

ということで、リリイっ子たちには”安定”を求めています。

やる気で勉強時間が増減するのではなく、毎日コンスタントに勉強する。

日曜日の入試過去問演習講座が始まると、その方向性に向かうので、毎年この時期になるのが待ち遠しく思っています。

実際にそれがやってきて、私は嬉しいです。

気温の低下に反比例して、やる気は上昇しています。

さぁ、一週間のスタートです。

この記事を気に入ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

目次