負けてもやる子は強い

例えば、自分の子が将棋が好きなのでこのまま将棋が強くなって将棋の世界に進んでほしいと願う親がいたとします。

そういう親は「この先、将棋を辞めたりしないだろうか」と心配になるでしょう。

でも、子供が将棋で勝っているうちはその心配の必要はありません。

なんだって勝ったら楽しいものです。

勝っているうちは楽しいので、辞めません。

辞めるとしたら負けたときです。

その時の反応で、その子の本気度がわかります。

勉強だって同じです。

やればやるほど成績が伸びれば、放っておいても勉強します。

勉強が楽しいと感じているはずです。

勉強をやりたくなくなるのは、やっているのに成績が伸びない時です。

その時の反応で、その子の本気度がわかります。

今日、2年生のMちゃんが塾に来て数学のワークをやっていました。

実は昨日「明日、図形の単元の小テストがあるから教えてほしい」と言って勉強していたのです。

そして、今日塾に現れたとき「小テストはどうだった?」と聞いたら、いまいちだったそうです。

そして、今日もワークをやりだしたのです。

単元の小テストが終わったのだから、別のことをやるのかと思いきや、もう一度同じ範囲の問題を解いています。

「この単元が苦手だから、やっておかないと」とMちゃん。

目先の小テストをなんとか乗り切るためだけに勉強しているのではない、ということがわかりますね。

Mちゃんのような考え方をする子は伸びます。

目の前のテストに惑わされないというか、軸がしっかりしているというか。

Mちゃんも1年生のときはそんな感じではなかったのですが、2年生の夏を過ぎたあたりから急に考え方がしっかりしてきました。

やはり中学生は成長の幅がものすごい時期なんですね。

Mちゃんの本気度、しかと見届けました。

この先も期待したいと思います。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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